我が家の長男には同い年の姪がいる。
性格が穏やかで優しく、勉強が出来、真面目で勤勉な自慢の姪だ。
個人面談でいつも担任から問題点ばかり指摘される長男とは違って、
姪の個人面談ではいつも担任から誉め言葉ばかり頂戴しているそうだ。
そんな自慢の姪でも、
中学生になってから久しぶりに会ったらすっかり中学生らしくなっていた。
「すっかり中学生らしくなった」というのは、
つまり、中二病ということだ。
今までいつもニコニコと穏やかだった姪だったのに、
最近会ったときは、
世の中のことすべてが信じられないと言わんばかりの表情でうつむいて黙り込み、
話を聞いているのか聞いていないのか分からないといった感じだった。
誰もが通る道だろう。
姪はそんなお年頃なのだ。
黙って見守ることにしている。
女の子は特に、この年頃になると、
今までとガラッと変わるのが不思議だ。
あと1年くらいはこんな感じが続くだろう。
高校に入学する頃になれば、
また穏やかな表情に戻っているだろう。
中二病を通過して、
また元の優しい姪に戻る日を楽しみにしている。