HSPとギフティッドについて

最近、HSP(Highly Sencitive Person)とかHSC(Highly Sencitive Children)、ギフティッド(gifted)が話題にのぼることが少しずつ増えている。

確か10年くらい前からギフティットという概念が広がってきたように思う。

HSPという概念を私がはじめて目にしたのは6,7年前だろうか。

HSPとかギフティッドが最近徐々に取り上げられるようになってきている。

HSP(HSC)ギフティッドとは何だろうか?

 

高度な感覚処理感受性を持つ人々(HSP)とは

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、高度な感覚処理感受性を持つ人々のことをいい、人口の15-20%はHSPであるそうだ。

HSCHSPの子ども版(ハイリー・センシティブ・チャイルド)である。

「高度な感覚処理感受性」と書くと、なんだか凄いサイキックな能力を持っている人?みたいだ。
要するに「高度な感覚処理感受性がある」イコール 「外からの刺激に敏感」ということである。

つまりは、人によって何の刺激に敏感かは異なるけれども、HSPの人はたとえば、味覚が鋭かったり、音に対して敏感だったり、セーターのチクチクしたのが耐えられなかったりする。

要するに、HSPとは、感覚に対する感受性が高い人たちのことである。

10人に1人か2人はHSPだということは、HSPという人は結構、普通にいる

おそらく私自身、HSPではないかと思っている(残念ながらギフティッドではないけど)。

次男もたぶんHSPのような気がする(残念ながらギフティッドではないけど) 。
HSPという特性は遺伝するのだろう。

私自身はセーターのチクチク(触覚)とか味覚については気にならない。
けれども、音に対しては少々敏感(音が気になる性質)だ。

発達障害の症状が人によって違うのと同様、HSPも人によって敏感なところが違うのだ。

 

ギフティッド(gifted)とは

ギフティッド(ギフテッドと表されることもある)とは、英語ではgiftedとして表されるとおり、直訳すると(神から)何かを与えられた者である。
つまり、特定の分野について傑出した能力を持つ人である。

ギフティッドはHSPである場合が多いらしい。

私見であるが、HSPである人々のうち、特定の分野について傑出した能力を持つ人々をギフティッドと呼ぶのではないだろうか。

最近、HSP・ギフティッドと発達障害との違いについてたびたび議論にのぼる。

たとえば、child reserch netというウェブサイトにある記事によれば、ギフティッドがしばしば発達障害と誤診され、その結果、ギフティッドの子どもたちが不必要な教育や治療を受けたり等の問題が生じているらしい。

上記の記事から判断すると、HSP・ギフティッドと発達障害とは共感能力が高いか低いかで区別しているようだ。

 

HSP・ギフティッドと発達障害を巡る疑問

ギフティッドの子どもは医師の診察の際に質問にきちんと答えなかったりするらしい。

ギフティッドの子どもが医師の質問にきちんと答えないのは、医師などの権威がある人が自分(ギフティッドの子ども)の能力を測ろう・試そうとしているのが嫌だとギフティッドの子どもが感じるがゆえの行動だろう。

しかし、ギフティッドの子どもが発達障害だと誤診され、支援級や支援学校相当であると判断されて、本来の能力よりも低い内容の教育しか受けられない事態まで発生しているとのことだ。

 

HSP/ギフティッドと発達障害とを明確に分ける必要性はあるのか

上記の記事によれば、専門家の先生方は誤診を防ぐため、HSP/ギフティッドと発達障害とを明確に区別できる手法を開発したいようである。

けれども、HSP/ギフティッドと発達障害とを明確に区別する必要はあるのだろうか?

発達障害自体、自閉症スペクトラム(ASD)であって、スペクトラムというからには、症状が重い人から軽い人までいるし、症状も人それぞれだ。
人類はみな、ごく軽度の発達障害なのだから、症状が人それぞれなのは当然だろう。

発達障害ひとつとっても、たとえば、共感性がわりとある人(我が家の長男)もいるし、共感性が低い人も当然いる。
それに、運動系の障害の程度が軽い人もいるし、わりと重い人(我が家の長男)もいる。

発達障害ですら症状は人それぞれなのだから、HSP/ギフティッドだって共感性が高い人から低い人までいるんじゃないの?と思う。

 

HSP/ギフティッドが発達障害と誤診される可能性

HSP(HSC)ギフティッドが発達障害と誤診される可能性だが、誤診される可能性、正直言って大いにあると思う。

最近は発達障害の早期発見・早期治療が叫ばれているせいか、幼稚園や保育園、児童館などの子育て支援施設では、発達障害の早期発見に力を入れているのを次男の子育てでヒシヒシと感じる。

子どもが発達障害ではないかと教育機関から疑われた場合、親がHSP(HSC)に関する知識を持ってことが大切かもしれない
「共感性の高さ」を教育機関側にきちんと説明できるかどうかが問題だ。

HSP(HSC)の子どもを持つ親はただでさえ、繊細な気質を持つ子どもに振り回される感がある。

早期発見が大事なのはよく分かる。

でも、だからといって、早期発見・早期治療の重要性ばかりに専門家が気を取られて親にすすめると、幼児期の楽しい思い出がなくなってしまうのがとても残念だ。

子どもの幼児期は本当にあっという間。

長男の幼児期に早期治療ばかりに気を取られて幼児期を心から楽しめなかったのが私はとても残念だったと

だからその分、今、長男ができるだけ楽しく過ごせるようにしようと心がけている。

でも、ついつい色々怒ってしまうのだが(反省)

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