ある日、次男が「授業中、後ろで人が見ているのが嫌だ」と言っていた。
そういえば、長男が中1の頃も同じことを話していたな。
最近は、授業中、不定期に大人(主に教員)が後ろで見ているのが普通らしい。
授業を見学していたのは、授業内容を確認するための管理職、あるいは、要支援疑いの児童を観察するための特別支援教室専門員や特別支援の巡回教師かもしれない。
今の公立小中学校には、特別支援教育に関わる人材が「入り乱れている」と言えるほど、たくさんいる。
特別支援教室専門員・巡回指導教員・支援員・特別支援教育コーディネーター・特別支援教育スーパーバイザー・スクールカウンセラー・心の教育相談員などなど…。
いったい、これだけのたくさんの人をつけて、効果は出ているのだろうか?
こんなにたくさんの人が関与するよりも、1クラスの人数を15人にしたほうがシンプルだし、子どもたち全員にとって良いだろう。
結局「雇用を増やすため・経済を回すために特別支援教育が存在する」と私は理解している。
これだ!という人は学校には居ない
保護者からすると「専門員」と「支援員」の違いすら、よく分からない。
そんななかで面白いサイトを見つけた。
読むと、
特別支援教室専門員…担任の考えのもとでクラスをサポート・要支援児童の行動記録をつけ、巡回指導教員に報告・担任と巡回指導教員との橋渡し
支援員…単なるサポート業務
だと分かった。
特別支援教室専門員と支援員はまったく異なる職務のようである。
特別支援教室専門員は毎年大量募集されるが、多くは退職教員など教員経験者が占めるようだ。
手がかかる子の教育を学校に丸投げしてはダメ・「学校と距離を置く」というスタンスを貫いて良かった、と再認識した。
手がかかる子の教育を学校に丸投げすれば、一時的には楽になるだろう。
けれども、長期的に見れば「支援を受けたんだから、その見返りに学校システムに従いなさい」になるから、親子ともども「学校」というシステムにがんじがらめになってしまう。
わたしの経験上、こどもを伸ばしてくれる「これだ!」という人は学校にはまず、居ない。
都市部に住んでいるならば、親が自分で必死に探せば「これだ!」という人はきっと見つかる。