小学校入学時と中学校入学時の違い

来年4月の小学校・中学校入学まであと半年余りだ。

来春小学校入学・中学校入学を控えている人は、そろそろ進学先の学校の様子が気になり出す頃だろう。

小学校は保育園や幼稚園とは違ってお勉強主体だ。

中学校は小学校と比べて雰囲気がガラッと変わる。

長男が今年中学校に入学した今から思うと、小学校入学時なんて遠い昔のようだ。

そこで昔を思い出して、小学校入学・中学校入学にあたり学校側に何をお願いしたか振り返る。

 

長男の小学校入学時

小学校入学時の子どもはまだまだ親の管理・監督が必要な年齢だ。

だから、長男の小学校入学時にはあらかじめ情報を小学校側に伝えて、きめ細かな対応を小学校側にお願いした。

 

小学校入学にあたり小学校に伝えたこと

長男の入学時に小学校側に何をお伝えしたかというと、

「指示を聞いていないときがある」

「黒板に書かれた文字を書き写すのが苦手なので、席を一番前にしてほしい」

ことだった。

 

眼科医師が手紙を書いてくださった

小学校入学にあたり、長男が長年お世話になっている眼科医師は、

「席を前のほうにするよう配慮をお願いします」

と学校宛てのお手紙を書いてくださった。

具体的に言うと、眼科医師は「学校生活を送るうえでのお願い」を手紙に書いてくださった。その手紙を小学校入学直後に担任に渡した。

眼科医師の細かな配慮がとても有難かった。

けれども、眼科医からの手紙を受け取った担任はとても嫌そうな顔をした。

あの嫌そうな顔が今でも忘れられない。

「なんでこんな子を引き受けなければならないのか」というのが表情に出ていた。

医師からの「配慮をお願いします」という手紙を学校側は受け取ったにも関わらず、長男の席が前のほうになるまでに時間がかかった。

お願いが実行されるまで、なぜそんなに時間がかかるのだろう。

「保護者の要望をそのまま受け入れて実行すること=保護者の言いなりになること=悪」なのだろうか。

今は「合理的配慮」という言葉が浸透してきたので、長男が小1のときの担任から私が受けたみたいな対応は減っていると思いたい。

仮に現時点で、小学校側から「配慮」を拒否されたなら、法律(障害者権利条約・障害者差別解消法)に基づいて学校は「合理的配慮」を行う義務があると学校管理職にはっきりと伝えたらいい。

 

長男の中学校入学時

小学校入学時とは対照的に、長男の中学校入学時には保護者から中学校側に何も伝えなかった。

中学生になる年齢であれば、自分で必要なことは担任の先生に伝えられる。

それに、今の長男には、字が汚い・漢字が苦手・作業が遅いなどの学習の困難さはあるけれど、長男の学習の困難さは、配慮がないと授業を受けられないほどではない。

長男が小3の頃、算数のわり算の習得に相当苦労したことを思うと、今は中1になった長男が方程式の文章題を解いているなんて、信じられない気持ちだ。

合理的配慮を渋った小1のときの担任に今の長男の姿を見せてやりたいものだ。

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