小学校では「姿勢を良くしろ」という指導をする教師が多い。
「良い姿勢を心がけること」自体は決して悪いことではなく、良いことだ。
小1ならば半数の子どもたちには有効だろう。
でも残りの半数の子どもたちにとって「良い姿勢を心がけろ」と言うのは無駄な掛け声だと思う。
「姿勢を良くするには、成長を待つしかない」
長男をみていてつくづく、そう思う。
長男は小学校入学時、椅子に座っていて姿勢が保てなかった。
椅子に長時間座っていると、上半身がずるずると下にずれてきた(笑)
そんな長男でも、年齢を追うごとに体幹が整ってきた。
小学校高学年になると、体幹がぐっとしっかりとしてきた。
中学生になると、もっと体幹がしっかりとしてきた。
中学生の頃、週1しかスイミングに通っていなくてもクロールや平泳ぎのタイムがぐっと速くなったのは、体幹が整ってきたせいだと思う。
高校生の今ではようやく、骨盤を立てて座れるようになってきた(でも、まだ完全ではない)。
今振り返ると、小学校入学の頃、作業療法士の先生も整体の先生も「姿勢を良くする」ことにまったくこだわっていなかった。
「不器用な子に姿勢を良くしろ、なんて言ってもしょうがない」
と思っていたんだろう。
姿勢を良くするには成長を待つしかない。
今では長男、体が硬いことを自分でも気にしていて、気の向いたときにストレッチをしたりして自分で姿勢を整えている。
姿勢に関しては長い目で見たほうがいいと思う。