高校入試に向けて受験勉強中の中3長男。
長男の夏休みの宿題は「英文法の復習問題」。
そのせいもあって、長男は今年の夏休みに英文法の復習をしている。
英文法を勉強したほうが英語を理解できる
長男は「英文法をきちんと勉強したほうが英語が理解できる」ようだ。
飲み込みが遅くて理解に時間がかかる長男であっても、英文法という「決まり事・理屈」を学ぶほうが英語がわかると長男はいう。
とにかく今の学校英語は「習うより慣れろ」。
何も考えず、とにかく「何度も繰り返して体で覚える」ことが推奨される。
そういうやり方のほうが合う子どももいるのだろう。
でも、長男のように「英語は習うより慣れろ」という方法が合わないタイプの子どもは結構多いはずだ。
親が覚悟を決めて小さい頃から毎日英語に触れさせない限り、「習うより慣れろ」方式で英語をマスターするのは厳しいと思う。
「習うより慣れろ」方式で英語をマスターするには、中学生が1日で触れる英語の量は圧倒的に足りないのだ。
音読は必要だと思うけど
英文の音読それ自体は大切で必要なことだと思うが、母国語ではない英語を読んだり書いたりするには、英文法がやっぱり欠かせない。
今の中学校の勉強だけで英語が身につかないのは、英語の先生方が悪いわけではないと思う。
「現在の公立中学の授業数では、英文法の学習に回せる時間がない」のだ。
日本で日本語中心の教育を受けた高校生ならば、英文法を理解しない限り、高校で学習する英文の長文を読みこなすのは不可能だろう。
だから家庭や塾で英文法を勉強するしかない訳だが、なんで家庭で英文法を一から教えなきゃならんのかという思いは消えない。