長男はいわゆる不注意・学習障害・協調性運動障害気味だ。
いや、「だ」ではなく「だった」と言ってあげたい。
長男は通院しなかった。
だから薬物治療を受けていない。
我が家のように薬物治療に頼らない選択をするのは、
今は少数派みたいだ。
少数派とはいっても、
今でも1割から2割くらいは、
我が家と同じ考え方の人がいると思うし、
今後もそうだろう。いや、そう思いたい。
長男は今まで普通級でやってきた。
今後も普通級でやっていくつもりだ。
長男、学校も毎日楽しく通って、楽しく授業を受けている。
長男は毎日ぐっすり眠れているし、妙に悲壮感に捉われることはない。
長男の不注意は大人になっても続くだろうが(私自身も不注意だ)、
不注意が業務に大きく差し障らない仕事を選べばよい。
漢字が苦手だった長男も、
少しずつ少しずつ漢字を練習して、
小学生で習う漢字はほぼ全部読めるようになっている。
あとは漢字の「書き」を繰り返し練習するだけ。
長男の運動音痴もだいぶマシになってきた。
今の長男は、縄跳びも飛べるし、自転車にも乗れるし、ピアノだって弾く。
本来「長い目で見守ること」は日本の教育の良さであったはず。
だから長い目で見守っていくつもりだ。
長男が社会人になる頃には、
社会人としてのレディネスが出来上がっているんじゃないか、
と期待している。