不登校の原因:思春期における感性の変化

長男が通う公立中学でも不登校の生徒が多いと聞く。

学年が上がるごとに不登校の生徒が増えていくものらしい。

「不登校の原因って何だろうか」と思う。

 

不登校の引き金:思春期における感性の変化

不登校問題に詳しい青田進(私立高校理事長)氏のサイト(「不登校解決」ブログ)では、
不登校の原因(というより「不登校の引き金」のほうが適切かもしれない)として
「思春期における感性の変化」が挙げられている。

思春期にものの見方・考え方が大きく変化することが、
不登校を引き起こしていると同氏は述べる。

思春期では、ものの見方・考え方が大人になり(その人本来のものに近づく)、
今まで白に見えていたことが黒に見えてくる。

なるほど、そういう考え方も一理ある。

確かに、
自分の経験からいっても、
中学時代の同級生の様子からいっても、
思春期になると性格や行動様式が今までとガラッと変わる子どもがいる。

ただ、思春期に変貌した性格や行動様式がずっとそのままかというとそうでもない。
思春期を過ぎると、
もとに戻る子どもも多い。

以前も書いたが(立ち止まって考える)、
作家や役者などの芸術関係の仕事をしている著名人には、
学生時代に不登校を経験した人が結構いるようだ。

芸術関係の仕事をしている人は感性が鋭いからこそ、
思春期における感性の変化に気持ちがついていけずに不登校になるんだろうか。

青田氏がブログで述べているが、
実際は、学校の友人関係がうまくいかないことが、
不登校の原因になることが多いそうだ。
ただ、その引き金となるのが「思春期における感性の変化」なのかもしれない。

 

不登校の生徒を受け入れる高校

青田進氏のブログ(「不登校解決」ブログ)をみると、
子どもの不登校で悩んでいる保護者がこんなにたくさんいるのかと驚かされる。

なお、青田進氏は、桜丘中学校と、桜丘高等学校(旧日生学園第一高等学校)・青山高等学校(旧日生学園第二高等学校)・自由ヶ丘高等学校(旧日生学園第三高等学校、2021年度から休校)の3つの高校を運営している。
これらの高校では不登校を経験した生徒を受け入れているそうだ。

以前からネットで「桜丘中学・高等学校」の広告をたびたび目にしてきたが、
なぜネットで広告を出しているのかが良く分からなかった。

この桜丘中学・高等学校は青田進氏が運営していて、
不登校生徒を多く受け入れていると知り、
ネットで広告を出していた意味が理解できた。

私は上に挙げた学校の回し者ではないので正直に書くが、
上に挙げた学校、昔はスパルタ系の学校だったらしい。
今は不登校生徒を受け入れる学校に生まれ変わっている。

私立学校というものは、
何か特徴を出さないとやっていけないのだ、
と実感させられる。

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