大卒ホワイトカラー(事務職)養成学校

我が家の長男は東京都内の公立中学に通っている。

最近の公立中学の様子をみてウンザリしていることは、
ここで今までさんざん書いてきた。

中学校の宿題が重荷だと感じている子はたくさんいると思う。

けれども、公立中学のやり方は、
将来就く仕事にはあまり役にたたない可能性もあるから、
気にしなくて良いと思う。

 

最近の公立中学の様子

最近の公立中学の様子として、
今まで書いてきたことをまとめると、

・日々の宿題として教科書ワーク(5教科)を課す

・教科書ワークを丸付けして提出し、それを教師が採点し、内申点の評価とする

・夏休みの宿題を大量に出す

・宿題を期限までに提出させる

・内容的にイマイチな教科書ワークであっても、出題範囲を「埋める」ことが一番大切

多くの公立中学が生徒に課している一連の課題は、
大卒ホワイトカラー(事務職)の養成には向いているだろう。

ホワイトカラー(事務職)の仕事に就くのであれば、
こういう事務処理を期限内にこなす訓練は有用だ。

でも、ホワイトカラー(事務職)以外の仕事に就くのならば、
今の公立中学で出されている一連の課題をこなす訓練はあまり意味がないと思う。

かろうじて「宿題を期限までに提出する」ことだけは、
「締め切りを守る訓練」としてどんな仕事でも必要かもしれない。

 

大卒ホワイトカラー(事務職)の需要

公立中学にはいろいろな生徒がいる。

ホワイトカラーの仕事に就く生徒ばかりではない。

2021年現在、日本の高校生の大学進学率は約60%である。

都市部の大学進学率はこれよりもう少し高いかもしれない。

けれども、高く見積もっても、大学に進学するのは7割の生徒だ

しかも、大学に進学した全員がホワイトカラー事務職になるわけではない。

そのうえ、大卒ホワイトカラー(事務職)の需要が今後増えるとはどうしても思えない

大卒ホワイトカラー(事務職)の業務のうちある程度はAIに取って代わられるのは確実だ。

教科によっては内容的にイマイチな教科書ワークだってある。

低質な教科書ワークを長時間をかけて埋める「作業」は果たして、
子どもたちの学力向上に寄与しているのだろうか。

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