発達が気になる子のための保育園選び

我が家の長男が保育園に入園したのは0歳児クラス

もう遠い昔のことだ。

 

保育園の先生には本当にお世話になった。

お世話になった保育園の先生についてまず思うことはズバリ「とにかく忙しすぎる」の一言に尽きる。

長男が私立保育園に入園したのは10年以上前。

その頃からすでに保育園の先生は「忙しすぎ」だった。

 

保育園の先生があまりにも忙しすぎると思ったので、長男の保育についてあれこれお願いする気にはなれなかった。

長男の発達のサポートは基本「親がやるしかない」と思ったのは保育園の先生方があまりにも忙しすぎるからだ。

イヤイヤ期の2歳児クラスでは、保育園の担任の先生方はみんなゲッソリとやつれていた。

自宅で親が2歳児ひとりを家庭保育していても疲れるのだから、保育園で2歳児6人を1人の保育士で面倒見ていれば、やつれて当然だろう。

 

あれから10年が過ぎ、保育園もビックリするぐらい増えたけれども、当時よりも保育士が足りないと言われている。

そんな中、支援が必要な子どもたちは先生方が忙しすぎる保育園でどう過ごしているのだろうか?

 

発達が気になる子どもたちのための保育園選び

発達が気になる子どもたちのために保育園を選ぶ際のポイントを以下にまとめた。

 

保育士の入れ替わりが少ない園を選ぶ

発達が気になる子どもたちに限らない話だが、保育士が頻繁に入れ替わる園は子どもが保育士と愛着関係を結びにくい。

最近は慢性的な保育士不足で、常に人手不足で保育士を募集している保育園が多く、保育士の先生の負担は増すばかりだ。

保育士の離職率が高いということは、職場でなんらかの問題が解消されていないということ。

子どもが精神的に安定した保育園生活を送るためには、保育士の入れ替わりが少ない園が理想的だ。

 

小規模園を選ぶ

発達が気になる子どもたちは環境に敏感のため、先生の目が行き届きやすい小規模園のほうが良い。

大規模園では子どもの数だけでなく先生の数も多いため、常にザワザワしている。

敏感な子はザワザワていると落ち着かない。

人の多さに圧倒されてしまい落ち着かない子もいる。

 

子ども当たりの保育士の数が多い園を選ぶ

子どもたちが毎日保育園で落ち着いた生活を送るためにも、先生たちの手と目が子どもに行き届く環境が理想だ。

子ども1人あたりの保育士の数が多い園を選んだほうがよい

 

行事が少ない園を選ぶ

行事が多すぎると、先生方は行事の準備で追われ余裕がなく、保育そのものに目が行き届かない。また、園長や主任の方針で立派な行事をすることが人事評価につながる園も多い。

行事の素晴らしさをアピールする園よりも日々の保育内容を重視する園を選んだほうがよい

 

立派な行事を望むのは先生方に限らない。

派手な行事を望む保護者も多い。

保護者から評価されたいがゆえに行事に力をいれる保育士もいる。

でも、行事に力を入れすぎる園では、支援が必要な子どもたちは行事の練習に追われて疲れ果ててしまう。

 

派手な行事をアピールする園は圧倒的に私立園が多い。

公立園を選ぶのが無難だ。

とはいえ、私立園であっても、行事より日々の保育内容に重点を置く園もあるので、実際に見学してみて見極めるべし。

 

体育指導などのお稽古事が少ない園を選ぶ

行事と同様、発達が気になる子どもたちは、体育指導・音楽指導・絵画指導・英語教育など、お稽古事を強制的にやらされることが負担になる。

お稽古事を通してではなく、日々の保育内容を重視して子供の成長を見守る園を選んだほうがよい

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