小児科医・榊原洋一先生のブログを読んだ。診察から勇退されるとのこと。
50年以上の小児科医としての仕事に区切りをつける決断をされたようだ。
長い間お疲れ様でした(どこの誰かもわからぬ私から言われると気持ち悪いかもしれませんが)。
50年以上も第一線で仕事を続けるなんて私にはできない。素晴らしいことだと思う。
榊原先生に救われた患者さんは少なくないはずだ。
榊原先生は過去に文部省や同業者などに対して教育に関する意見をブログに載せたことに対する思いが載っていた。
発達障害について榊原先生がブログで思いを綴っていらっしゃったのは勇気があることだ。
医師や医療関係者、教員、国のお役人の方々はみんな、目の前にある業務を忙しく身を粉にして働いている。こどもたちのために。
でも、一度立ち止まって考えたほうがいいんじゃない?と思うことも多い。
日本人というのは、方針がバッサリ急転換することをとても嫌う(最近では公立中学の民間委託に対する関係各位の慌てぶりがいい例だろう)。
だからこそ、少しずつ、じわじわと思いを浸透させていくことが必要だ。
できることをやろうと、思いを表そうと、私はこのブログを書いている。
果たして今のこどもたちは大人になったときに「学校に通ってよかった」と思えるだろうか。
どうみても、学校が年々すさんでひどく荒れてきているのだから。
学校は急には変わらない・変えてはいけないものだ。
でも、変えたほうがいいと思うところが少しずつ世間に認識されるようになれば嬉しい。
私のブログを読んでくれる人は少ないけれども、数人でもいい、誰かの心の中で少しひっかかってくれるだけで嬉しい。
そう思って書き続けている。