自分の天井は決めたくないし、決められたくない

仕事や受験で「自分の天井を決めないほうがいい」と良く言われる。

自分で天井を決めてしまうと、それ以上は伸びることがないからだ。

 

一方で「他人様から天井を決められないほうがいい」とも思う。

とあるピアノ講師の方のブログが目に留まった。

こちらのブログには「なるほど!」と思うことがたくさん載っていて興味深く読んでいる。

 

このピアノ講師の方は

「生徒がどの位まで伸びるかは経験でおおよそ予測できるし、予測が外れることは少ない。ただ、講師のほうで生徒の天井を決めているから、講師が予測した範囲に収まるような指導になっているせいかもしれない」

ということを語っている。

至極正直で、核心を突いた見解だと思う。

 

ピアノ講師に限らず、どんな習い事でも塾講師・家庭教師にも共通する話だ。

どんな分野でもベテラン講師はみな「生徒がどの位まで伸びるか経験でわかる」という。

 

けれども、ベテラン講師は最初の数回のレッスンで生徒がどの程度まで伸びるか予測できるからこそ、伸びしろが少ないと判断した生徒には無駄な要求はしなくなる。

言葉は悪いが、講師側で上手く「手抜き」するようになるのだろう。

 

見込みがない生徒に熱心に指導して少ししか進歩せずに徒労に終わるよりも、見込みがある生徒に熱心に指導したほうが伸びしろが大きいし、講師としての達成感が味わえる。

親としては、ベテラン講師に指導をお願いするときは、自分のこどもがそういうふうに扱われる可能性を頭に入れておいた方がいいと思った。

 

逆に、講師になりたての若い先生が、見込みがないとされていた生徒をグンと伸ばすことがあるのは、生徒をより分けて手抜きをしないからかもしれない。

だからこそ、自分で天井を決めないほうがいいし、講師に天井を決められないほうがいい。

たとえば花風社さんが提唱してきた「家庭でできる療育」で伸びる親子がいるのは、講師になりたての若い先生と同様に親は「こどもの天井を決めない」からなのかもしれない。

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