小学校低学年のこどもたちを見ていて思うこと

朝の登下校や習い事で小学校低学年のこどもたちをたくさん見かける。

小学校低学年のこどもたちは、発達にかなりの個人差がある。

小学校1年生でも大人みたいにきちんとしている子どももいるし(うちの次男)、その一方で、まだ「夢半ば」の世界にいる子どももいる(うちの長男)。

 

習い事でよく見かけるのが、とにかくマイペースな子どもたちである。

靴を脱ぐのも着替えるのもかばんから道具を出すのも、とにかく自分のペースでゆっくりと行動する。

彼らには「周りを待たせている」という意識がない

スイミングクラブの更衣室では、こどもたちが水着に着替える際に脱いだ服や下着、靴下があちらこちらに散らかっているのをよく見かける。

 

小学校低学年だと、周囲にまだ目がいかない子どもが少なくない。

彼らは「周りをみて行動する」段階に至っていない。ただそれだけだ。

彼らに「早くしなさい」とせかすのはムダだと感じる。

 

こういうマイペースな子どもたちが「発達障害」や「グレーゾーン」かと言うと、そうとは限らない。「ちょっと天然かも」という感じで、ただただ「マイペースな子ども」なのだ。

ただただマイペースな子どもは、知的発達が遅れているわけでもないし、学習障害があるわけでもないし、「落ち着きがない」とまではいえない、「こどもらしいこども」だといえる。

現に、低学年でマイペースだった子どもでも、驚くべきことに、高学年になると周りを見て行動できるようになるのだ。長男を見続けてきたからこそ、分かるのだ。

 

今の小学校低学年のクラスには、こどもが30人居るとすると、発達障害と診断されている子どもが3人・いわゆるグレーゾーンの子どもが5人・発達障害やグレーゾーンには当てはまらないけれどもマイペースなこどもが7,8人いる。

今や、小学校低学年ではクラスの半分が「号令で動くタイプのこどもではない」のである。

 

小学校での低学年児童への指導方法は、幼稚園や保育園に見倣うべき時期に来ていることを実感する。

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