小2次男が通う公立小。
やたらと「学力向上」に突っ走っている。不気味だ。
教師は管理職のほうを向いてアピール、管理職は教育委員会のほうを向いてアピールしているのかな。
作文・漢字・読書…。どれも大切なものだ。
けれども、次男が通う小学校は公立なのに学年相応以上のことをやりすぎる。
そもそも学習指導要領が新しくなって、やることが増えている。
それに加えて、輪をかけたように、次男が通う小学校では漢字の書き取りはハイスピードで進み、毎週のように作文の宿題が出される。
ハイペースで高度な授業は、上位7割のこどもたちに合わせているからだ。
これでは成績下位の3割はついていくのが大変だ。
うちの長男だったら、ついていけなかったと思う。
低学年から「勉強は分からないもの」という固定概念がついてしまい、学校に通うのが嫌になる子も出るだろう。
いわゆるグレーゾーンのこどもたちが増えているといわれている。
こんなことをやっていたら、不登校にこどもたちは増える一方だ。
上位7割を伸ばすための高度な授業にこだわるのならば、特別支援教育の推進など止めて、代わりに、普通学級を「標準クラス(7割)」+「基礎クラス(3割)」で編成すれば足りるんじゃないか。
下位3割だって、うちの長男のように、中学生・高校生になってようやく授業についていけるようになる子がいるのだ。
ゆっくり学ぶルートがあってもいい。