保護者参加型の授業【同じ保護者しか来ない】

小学校の保護者には「学年ごとにカラーがある」のが定説である。

学年の保護者のカラーは、その学年にどんな保護者が多いかで決まる。

 

小学生の頃、長男の学年の保護者はアットホームな雰囲気で、教育熱心な人が多く、PTAの役員もすんなり決まった。

対照的に、現在小学生の次男の学年の保護者は教育熱心な人が少ない。授業参観や保護者参加型授業があっても半数以上が見学に来ない。次男の学年の保護者はそういうカラーなのだろう。

 

どこの学校でも、年度初めの保護者会では役員決めをするのが通例である。けれども、次男の学年はまだ小2なのに、役員決めを避けるため年度初めの保護者会を欠席する保護者が多い。

次男の学年の保護者会に出て初めて「保護者がみんな下を向いて役員が決まるのをじっと待つ」という状況を経験した。

 

先日、次男のクラスで保護者参加型の授業があった。

授業を見に来たのは、毎度おなじみの同じ保護者ばかりである。

どうやら近頃の保護者会はそういうものらしい。

 

今は共働き世帯が増えたため、平日に保護者参加型の授業をしても、参加する保護者は限られている。

それでも、仕事をわざわざ休んで平日の授業参観に来る保護者もいる。

仕事を休んでまで保護者参加型の授業をわざわざ見に来るのは、教育熱心というより、PTAやスポーツ少年団の類いの活動が好きな保護者に多いと感じる。そういう保護者は知り合いを見つけては談笑している。

 

PTAもスポーツ少年団も苦手な私のような保護者にとって、PTAやスポーツ少年団好きの保護者が集まる場所には居場所がない。

学校に行くたびに、不登校の生徒の気持ちが分かるような気がするのだ。

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