長男・次男の学校の様子を見ていて思うのは「学校の作文指導には期待できない」ということ。自分が大昔に子どもだった時もそう思っていた。
「先生の指導を受けたから作文が上手になった」とは到底思えなかった。
残念ながら何十年経っても状況は相変わらず、まったく変わっていない。
次男が通う公立小では文章を書く宿題が頻繁に出される。
宿題で書いた文章について担任の先生は毎回、赤ペンで簡単な感想を述べるにとどまる。
こんな宿題で文章作成能力が上がるのだろうか。
学校の作文指導に期待してはいけないのだ。
学校の作文指導は単に「文章を書く機会を与えてもらえている」程度に思っていたほうがいい。
「この箇所は論理の飛躍がある」とか「この箇所は理由がよく分からない」とか「この箇所はもう少し説明を具体的にしたほうが説得力が増す」などの詳細な添削結果は到底、学校の先生からもらえないと思っていたほうがいい。
長男が通う都立高校では、指定校推薦や総合型選抜の出願の際に提出する小論文の指導を外部の受験機関に丸投げしている。
入試のための小論文指導は「授業の対象外」と判断しているのだと思うが、入試のための小論文指導ができる教師が居ないんだろう。
推薦入試が増えるにつれ、この手の受験機関はますます盛況になるのだろう。