私には長男と同じ年の姪がいる。
高2の姪は今はすっかり大人だ。
今の姪は、私みたいなオバサンにも笑顔を見せてくれる。
元来真面目で几帳面な姪でも、中1から中2の間は親類である私との会話を避けていた(姪は中二病)。
当時の姪は「この世に存在するものはすべて信じられない」といった目で我々大人を見つめていた。
Don’ t trust over thirty.
まるで別の世界に行ってしまったかのように。
思い返せば自分もそうだった。
私の場合、別の世界に行っていたのは小5から小6にかけての頃だった。
ひどかったのは1年半ほどの間だろうか。
当時の私は他人の言うことをまったく聞かなかった。
私は典型的な「手の施しようがない高学年女子」だった。
今思うと、なぜ自分があんな状態になったのか、よく分からない。
早熟だった私は中1の頃には元の世界に戻っていた。
その当時通っていた中学では、ちょうど「あっちの世界」に行ってしまっている同級生女子が沢山いた。
そんな同級生女子を冷めた目で見ていた自分がいた。
それでも中2か中3になると、少女たちは元の世界に戻ってくる。
個人差はあるけれども、高校受験を迎える頃には少女たちは皆、元の世界に戻っている。
そして、私のようなオバサンにも笑顔を見せてくれるようになる。
この時期の女の子を持つ男性は皆、嘆く。
あの可愛かった娘が、父親である自分を鬱陶しく思っている、と。
でも、中学生の頃はあんなに疎遠だったのが、高校を卒業する頃には仲が良い父娘に戻っているものから。