東大附属中高・芸術祭に行ってみたけれど【2024年】

今年の3月、小2次男といっしょに東大附属中高の芸術祭に行ってみた。

だいぶ前にも、この学校を長男と訪問している((中学見学記)東京大学教育学部附属中等教育学校)。

 

東大附属中高の芸術祭は、生徒主体で運営されているのが特徴的である。

校舎入口近くに、生徒さんが数名立って案内をしていた。

来校者への案内をしていたのは生徒さんたちで、向こうから話しかけてきてくれた。

生徒さんたちのコミュニケーション能力がおそろしいほど高い…。

思春期の子は基本、大人を信用していないものだと私は思っているので、来校者に積極的に話しかける中高生の姿を見て感心というか仰天した。

 

芸術祭では音楽・美術関連のワークショップが開催されていた。

私自身は興味があったので見てみたかったが、肝心の次男が見学に乗り気でなかったので、とても残念なことに、なにひとつ見学できなかった。

 

東大附属中高では「生徒主体」でイベントを開催することを大切にしているようだ。

学校説明会も生徒主体で行われていた。

学校の説明(プレゼン)を6年生の生徒さんがしていた。学校愛が伝わってきた。

ただ次男にとっては「僕にはまだよく分からなかった」そうだ。

 

東大附属中高という学校は「人と接するのが大好き」・「プレゼンや発表等を人前でするのが好き」な子には楽しくてたまらない学校だろう。

そして、東大附属中高は「生徒」の学校満足度と「保護者」の学校満足度が両方とも非常に高いのが特徴だと思う。

生徒と保護者の「学校愛」がここまで高い学校は、公立にはちょっと他に例を見ない。

都立中高一貫校や進学重点校でも生徒と保護者の「学校愛」がこんなに強い学校はないだろう。

この学校に惚れた子どもと保護者が「この学校に入りたい」と思ってこの学校を受験し、晴れて合格して入学した後も満足度が高い。

旧制高校時代からの「生徒の意思を尊重する校風」が脈々と受け継がれて学校に根付いているのも魅力的だ。

 

次男は手先が器用で芸術肌(ピアノ好き)なので、この学校の入学試験(実技あり)には向いているだろうし、生徒ひとりひとりのやりたいことを尊重する校風に次男は合っている。

でも、次男はいわゆる繊細さんで人前に出るのが苦手なタイプだ。プレゼンや発表を重視するこの学校にはあまり興味を持ってくれない、かも。

次男が高学年になってからまた見学してみようと思う。

東大附属中高はとても良い学校だと私は思っているが、次男のような引っ込み思案タイプにはちょっと無理かなあ、とも感じる。

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