最近気づいたが、次男が通う園で療育に通っている同級生のほとんどが「早生まれ男子」だ(もちろん例外はある)。
療育に通っている早生まれ男子は、ことばの発達がやや遅いぐらいで、ことばでのやり取りが普通にでき、地元の小学校に入学する予定のこどもたちである。
わたしから見ると「療育に通う必要があるの?」と思う子どもたちばかりだ。
わたしが住む自治体では最近、就学時健診で言葉への関心がやや薄いと判明すると小学校側から「要注意」と判断されて、小学校入学後はしばらく「様子見」対象となる(らしい)。
長男が中学生になってつくづく思うが、小学校低学年の子どもたちにとって小学校は「遊びの延長」で十分だ。
アメリカでは、就学を1年間遅らせる「就学猶予」がわりと利用されていると聞く。
早生まれ男子が就学猶予で就学を1年遅らせれば、特別支援教育対象として補助員をつける必要もなくなるし、かなりの問題が解決するような気がするのだが、 日本ではなぜか積極的に導入されていない。
日本の役所は横並びが好きで、親の希望で就学を勝手に遅らせるのは好まないのだろう。
わたしが子どもの頃の同級生に、未熟児で生まれたのち長く入院していて、その後も体が弱かったため、就学猶予して実際には1歳年上の人が実際にいた。昔は実際、就学猶予の制度を使う人が結構いたのかもしれない。
「就学猶予」がもっと普及すればいいのにと思う。