中3長男の学校見学。去年・今年と少しずつ高校を見学してきた。
今まで見学した高校を分類すると、
都立高校
・都立高校(普通科)
・都立高校(単位制)
・都立高校(工業科)
私立高校
・私立高校(共学・大学付属校ではない)
・私立高校(男子校・大学付属校)
・私立高校(男子校・大学付属校ではない)
といった感じである。
振り返ってみると、共学の大学付属校「だけ」は学校見学に行っていないことに気づいた。
共学の大学付属校はレベルが高い学校が多いから、我が家の長男は「お呼びでない」という理由もある。
今は、共学の大学付属校の中には、付属大学の推薦枠を保ったまま他の大学を受験できる学校もある。親世代には考えられないほどの「厚遇」だ。
共学の大学付属校の「男子」
女子生徒の場合、
私立女子校に行こうが、私立共学校に行こうが、都立高校に行こうが、女子生徒はしっかりしているので、道を踏み外すことは少ない。
けれども、男子生徒の場合、
共学の大学付属校に進学した場合、ぼんやりしたまま大人になるという印象がどうしてもぬぐえない。
今までの周りにいた人を見ていてそう思う。
共学の男子付属校に在籍する男子生徒の進学先(学部)が総じて女子生徒に比べて奮わないという話も聞く。
「大学付属校に通っていて留年が決まった」という生徒も、ほぼ全例が男子生徒だ。
もちろん、共学の大学付属校にもしっかりしている男子生徒もたくさんいるだろう。
それに、共学の大学付属校であっても、ある程度の割合の生徒が他大学に進学するような半進学校的な高校ならば、それほど堕落することはないだろう。
けれども、他大学への進学率が低く、ほとんどの生徒がエスカレータ式で大学進学できる共学の大学付属校に通う男子生徒の場合、将来を真剣に考える機会がないまま大学生の年齢を迎えることが、人生において相当のデメリットになるように思える。
特に、長男のようなだらしないタイプの男子は共学の大学付属校に向けない。我が家の長男が共学の大学付属校に通ったら、定期テストは毎回最下位争い・毎年「留年スレスレ」か「留年決定」だろう。
ただ、伝統ある男子校の大学付属校には、男子生徒をシャンと締め上げる長年のノウハウがあるようで、共学の大学付属校に通う男子生徒ほどはだらけない。
芸術やスポーツなど特別な分野に才能があるような子どもを除けば、共学の大学付属校に男子を進ませるのはリスクが高い気がして、選択する気が起きない。
共学の大学付属校には、長年にわたって友人関係が続くので、社会に出たときのネットワークを構築できるというメリットは確かにある。
けれども男子生徒の場合、真面目で何でもそつなくこなすタイプ以外は、将来について真剣に考えて行動する機会がないまま、つまり「甘ちゃん」のまま大人になるリスクがある。
男子生徒は大人になるまでの間になんらかの通過儀礼を経験したほうが良いと思っている。