以前、【2023年2月都立高校入試】英語スピーキングテストは本当に導入されるのか、という記事を書いた。
その後、英語スピーキングテストのチラシが中学校を通じて配られた。このままでいくと、英語スピーキングテストが導入されてしまいそうだ。
そんななか、東京都・英語スピーキングテストの模擬試験を開発する業者も現れた。この模擬試験は塾等の受験機関に販売する予定だそうだ。
知らない間にビジネスがどんどん進行しているのだ。
英語スピーキングテストの問題点
英語スピーキングテストに関する問題点は、以下の文書に詳しく書かれている。
都立高入試へのスピーキングテスト導入中止を求める緊急アピール|入試改革を考える会|note
上の文書では、今まで認識していなかった、英語スピーキングテストについての新たな問題点が指摘されている。
・英語スピーキングテストについては得点開示請求に応じないので、試験の透明性が担保できない(ほかの学力検査については得点開示請求できるのにも関わらず)
・英語スピーキングテストは民間英語学力試験GTEC(ベネッセ)と似ているので、GTECを受験したことがある生徒は英語スピーキングテストで有利になる。東京都の自治体のうち公立中学校でGTECを実施している自治体は一部のみである。
現役の中学3年生の子どもを持つ保護者としては、十分な議論が尽くされないまま英語スピーキングテストが導入されるのは本当に納得がいかない。