中学理科の内容をみていくと、
中学理科は小学算数の復習としてちょうどいいことがわかる。
言い換えると、
小学算数をきちんとマスターしていれば、
中学理科は難しくないということ。
小学校で算数が苦手だった子どもはたいてい、
中学理科が苦手だ。
算数が苦手だった長男にとって中学理科に取り組むことは、
小学算数の良い復習になっている。
なにせ理解が遅い長男なので、
きちんとマスターできているかは別だけれども。
中学理科と小学算数の関連性
中学理科と小学算数との関連を示してみると(赤字は小学算数の単元を示す)、
中1化学・濃度と密度(単位あたりの量)
中1物理・フックの法則(比例)
中1地学・地震(速さ)
中2化学・化学変化と質量(比)
中2地学・飽和水蒸気量(割合)
中2地学・圧力(単位あたりの量)
中2物理・電圧電流(小数・分数の計算)
中3物理・仕事率(単位当たりの量)
中3化学・中和(比)
という具合だ。
こうしてみていくと、
中1理科の単元には、小学算数の内容をベースとした計算問題が多い
ことがわかる。
つまり、
中1理科というのは、算数・数学が苦手な中学生にとっては負担が多いといえる。
だからこそ、
・中1のうちは理科ができなくても焦らない
・中学3年間かけて理科をじっくり勉強していく姿勢が大事
ことが必要かもしれない。
中3になってから、
受験科目3教科(国・数・英)の学校に志望を絞ることになり、
志望校の受験科目から理科が外れるかもしれない。
けれども、
中1中2のうちはじっくりと理科に取り組むことで数学の力をつける方法もある。
急がば回れ、だ。