言葉の発達を促す~長男の場合

今日の記事は、
以前から書きたかったこと。

昔を思い出しながら、
長男が小さい頃の言葉の発達について書く。

 

長男の始語

長男の始語は1歳3か月だったと思う。

始語は「あった」だったと思う。

その後すぐ、私が言った言葉を真似して長男は「くつした」と言った。

長男はその頃すでに保育園に通っていた。

長男が家で言葉を話したことを保育園の担任の先生に伝えたところ、
保育園の先生は「本当ですか?園では何も話しませんよ」と半信半疑だった。

その後も、家では言葉が数個出ていても、
園では話さない状態が続いた。

この経験から
「やっぱり保育園では家庭みたいに子どもひとりひとりをじっくり見てられないんだな」
そして、
「どの子も、園では家ほど話さないのかもしれないな」
と感じた。

保育園で働いている先生が悪いのではない。

国の基準ならば、
保育園では0歳児3人に保育士1人の割合で面倒を見ているのだから、
家庭にいるみたいに子どもにじっくり向き合えないのが普通なのだ。

 

行動面での心配

その後、長男の言葉は少しずつ増えていったけれども、
言葉だけでなくて、行動が心配だった。

長男、コミュニケーションがとれないわけではないけれど、
コミュニケーションの仕方になんとなく違和感があったのだ。

長男、扉の開け閉めや電化製品のスイッチが異様に好きだった。

長男、今はこういったものには興味はない。

なんであんなに執着していたんだろう?

ただ、この頃の長男を撮影した動画を今になって見返してみると、
長男は思ったよりコミュニケーションがとれていたことが分かった。

この頃、長男のコミュニケーション能力を上げるためには、
言葉を伸ばすことが大切だと私は考え、
自分なりに本を読み漁ったりして言葉を伸ばすための声かけをすることにした。

 

言葉の力を伸ばす声かけとは

言葉の力を伸ばす声かけというのは、
それほど難しいものではない。

一言でいうと、
「子どもが興味を持っているものを把握して、子どもが発した言葉に応答することを繰り返すことで子どもと交互に対話をする」
のである。

たとえば、子どもが「花」と言ったら、保護者が「そうね。赤い花だね。」と言葉を1語足して答えるという形で会話をつなげていくのだ。

保育園の先生が保護者会のときにそう言っていた。

この声かけを毎日実行していくと、
まもなく長男の言葉は急に増え、
1歳後半には爆発的に言葉が増えていった。

私が長男に声かけを始めた時期がちょうど、
語彙爆発する時期とバッチリ合ったのかもしれない。

当時は働いていたので、
仕事から帰ってきてずっと長男への声かけを意識するのは最初は大変だった。

けれども、声かけを意識するのに慣れてしまえば、
長男への声かけは苦にはならなくなった。

詳しくはもう忘れたけれど、
長男が4歳になるまでは意識して声かけをしていたはずだ。

 

言葉の力を伸ばす声かけをしていて感じたこと

私が長男に対して言葉の力を伸ばす声かけを自宅で続けていて思ったのは、
子どもの興味を一番的確に理解できるのは間違いなく「保護者」だということだ。

一緒に暮らしているからこそ、
子どもが何に興味を持っているのかを的確に把握して、
会話を繋げることができる。

子どもの言葉の力を伸ばす声かけをするのに一番適任なのは「保護者」だ。

仮に、自分が保育士として保育園で働いていたならば、
自分の子どもと同じレベルで、
保育を担当する子どもたちひとりひとりの興味を把握するのは、
無理だと思う。

長男に声かけした経験を通して、
言葉の力を伸ばすためには、まず家庭での子どもの言葉のやり取りが大切だ
と私は実感している。

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