最近、長男が4月から使用する予定の中学英語の教科書をはじめて見た。
やっぱりビックリだ。
親世代が使っていた中学英語の教科書とはぜんぜん違う。
たとえば以下の通り。
中学英語教科書 NEW CROWN 三省堂(中学1年)基礎・基本を習得する
中学英語教科書 NEW CROWN 三省堂(中学1年)話す力を育てます
現役中学生の親世代は今の中学英語の教科書を見てビックリするに違いない。
私が中学英語の教科書を見てどんな点にビックリしたかというと…
カラフルでイラスト満載
親世代の中学英語の教科書は、白黒でイラストも少なかった。
対照的に、今の教科書はカラフルでイラストが満載。
ものすごく「アメリカン」な教科書である。
中学生なんだから、
イラストなんかもう必要ないんじゃないの?
と個人的には思う。
イラストを含めて教科書1ページに色々な情報が載っていて、
正直、目がチカチカする。
我が家の長男のように気が散りやすいタイプには、
こういう刺激が多い教科書は正直言うと、困る。
1ページに載っている情報(文章・イラストなど)が多すぎて、
内容に集中できない気がする。
もっとシンプルな教科書のほうがいい。
たとえば公文英語のG教材以降は白黒でシンプルだ。
正直な話、
公文英語の教材のほうが中学英語の教科書よりもシンプルで見やすい。
会話重視の内容
中学英語の教科書の中身を見ると、
会話中心の内容で構成されている(少なくとも中1は)。
現在の中学英語の教科書は噂通り、
昔よりも会話重視の内容に変わっているのだ。
だから、教科書だけ勉強していると、
長文の英文を読み込む習慣が少なくなるかもしれない。
この点は気をつけなくてはならない。
そして、英文法については教科書中の別ページや隅っこのほうに載っている。
この教科書を見ると「英文法を勉強しなくても良い」とまでではないけれども、
英文法はあんまり重要視されていないのが分かる。
実際、少しは英文法を勉強しないと、
難解な文章が英語で表現できないと思う。
けれども、昔より英文法の重要度のウエイトが下がっているようだから、中学校でどうやって英語を教えているのか、長男が中学校に入学してから英語の授業を見学するのが今から楽しみだ。
英会話教室で使う英会話教材に似ている
今の中学英語の教科署は、
英会話教室で使われている英会話教材と全体の雰囲気が似ている。
中学英語の教科書をつくるうえで、
英会話教材を参考にしているのだろう、きっと。