最近ここで何度も取り上げてきたもの、それは「教科書ワーク」。
中学校がこんなに「教科書ワーク」に頼りきっているとは、今まで知らなかった。
教科書ワークは「内申点の評価」のためには、使い勝手が良いんだろう。
ようやく軌道に乗る
マヌケな長男は、4月に公立中学に入学してからしばらくの間、
中学校では「教科書ワークの内容を埋めて提出しなければならない」ことに気づかなかった。
だから長男は教科書ワークをやらずに放置していた。
そうしたら、学校から何度も注意された。
長男、最近になってようやく教科書ワークを埋めるようになった。
公立中学での勉強がようやく軌道に乗ったといえる。
教科書ワークにも当たりはずれがあることが分かった
長男が通っている公立中学では、ほぼ全教科、教科書ワークを使っている。
主要5科目の教科書ワークを見ると、教科書ワークにも当たり外れがあることがわかる。
正直言うと、公立中学で購入させられた教科書ワークの中には、
市販の教科書ワークのほうがずっと分かりやすいようなダメダメなものがある。
どの教科書ワークを使うかは各学校が決める。
生徒は教科書ワークを自由には選べない。
どの生徒にも一律に同じ教科書ワークを使わせて内申点を評価する以上、仕方ないのかもしれない。
教科書ワークの代金は基本的に保護者が負担しているのだから、本当は、子どもに合った教科書ワークを子どもに使ってもらいたい。
色とりどりの教科書ワーク
今の教科書ワークの多くはカラーだ。
理科や社会は理解するうえで図や絵があったほうが分かりやすい。
内容を理解しやすい点で、理科や社会の教科書ワークはカラーのほうが分かりやすい。
対照的に、英語や国語の教科書がフルカラーである必要はない。
英語や国語の教科書ワークがカラーで、しかも要らないイラストが載っていたりすると、内容に集中できない。
英語や国語の教科書ワークは、塾でよく使われているような白黒の問題集のほうが良い。
質が良くない教科書ワークをとりあえず埋める作業
長男の場合、理科・社会・数学については学校で購入した教科書ワークを使って定期試験の勉強をしている。
けれども、長男が通う中学で使っている国語・英語の教科書ワークはなぜか解きづらい。
だから、国語や英語については、学校に提出するために「教科書ワークをとりあえず埋める」だけ。
教材が教科書に準じたものであれば、教科書ワークをやらなくても点数はある程度取れるものだ。
学校に適応しすぎないこと
長男の場合、決められたことを強要されるのが大嫌いだ。
だから「教科書ワークを埋める」ことが長男にとって精一杯の適応だ。
長男のようなタイプに対して、学校への適応をこれ以上求めないほうが良いと思った。
内申を上げるため、
「教科書ワークにきちんと取り組んだことを教師にアピールするため、色分けして教科書ワークに書き込む」
なんて方法が世の中では使われているらしい。
けれども、「キレイなノートをとる人」≠「成績優秀な人」であるように、教科書ワークをキレイに埋めることと、学力が真に向上することとは別の話だ。
長男は「教科書ワークを小細工して内申を稼ぐ」よりも、数学や英語の面白さを追求するような勉強をしてほしい。
長男はまだ中1。高校受験までまだ時間がある。
時間がある今だからこそ、問題をじっくりと解くことに時間を使ってほしいのだ。