中学2年の国語の教科書には、
太宰治の「走れメロス」が掲載されている。
「走れメロス」が初めて中学校の国語の教科書に掲載されてから
50年以上が経過したそうだ。
中学校の頃「走れメロス」を読んだ人はたくさんいるということだ。
走れメロスーその魅力を探る
教科書会社のウェブサイトには、「走れメロスーその魅力を探る」と題して、
「走れメロス」に関する先生方のコラムが掲載されている。
「走れメロスがこどもたちをひきつけてやまない作品」だと評する先生もいらっしゃる。
でも、残念ながらわたし自身は、
「走れメロス」のあらすじはほとんど覚えていないし、
「走れメロス」に惹きつけられた記憶もない。
朗読「走れメロス」
「走れメロス」は長いから読むのが億劫だ、と思うならば、
「朗読を聞く」から始めるのもひとつの方法だ。
朗読を繰り返し聞くと、話の内容が頭に入る。
今は無料で「走れメロス」の朗読が入手できる。
たくさんの人が「走れメロス」の朗読をアップしている。
各自で好みの朗読を選べばよい。
わたしのお気に入りは、ナレーターである窪田等氏の朗読「走れメロス」。
とにかく声が良い。
一流ナレーターによる素晴らしい朗読を無料で聴けるのは本当に有難い。
数十年ぶりに「走れメロス」を読んでみて
わたしも中学生の頃「走れメロス」を教科書で読んだことは、
ぼんやり記憶している。
ところが「走れメロス」を読んだという記憶はあるものの、
どんなあらすじだったのか、わたしは思い出せなかった。
「走れメロス」を数十年ぶりに読み返してみて、
「メロスは激怒した。」
「ひどく赤面した。」
という、この物語の最初と最後のフレーズしか思い出せなかった。
「走れメロス」はタイトル通り、一貫した疾走感ー走り抜ける感じ、がある。
とてもテンポ良く読めるのだ。
だからこそ、冒頭の「メロスは激怒した」と、最後の「ひどく赤面した」しか、
わたしは覚えていなかったのだろう。