保育園児・幼稚園児の保護者が「保育園では文字の読み書きをしないから小学校入学後が心配だ」と話しているのをよく聞く。
文字の読み書き指導を売りにする幼稚園もたくさんある。
そういう心配をよそに、子どもはおおよそ5歳くらいまでに文字に興味を持ち始める。
長男が通っていた保育園のクラスメートたちも、保育園では文字の読み書きを教わらないにも関わらず、小学校入学前に全員がひらがなの読み書きができるようになっていた。
長男が通っていた保育園は、教育熱心な家庭ばかりではなかったはずだ。
それでも小学校入学前にはひらがなをひと通り読み書きできるようになっていた。
家庭で少しずつひらがな・かたかなの練習をしておけば、そんなに心配はいらない。
文字の読み書きが苦手な子ども
とはいえ、文字への興味が薄い子どもの中に文字の読み書きが苦手な子どもがいるのは確かだ。
保護者が心配するのも無理はない。
子どもが1oo人いれば1人や2人は文字の読み書きが苦手な子どもがいるものだ。
我が家の長男がまさにそのタイプだ。
長男の場合、文字の読みはそれほど遅くなかった。
3歳半くらいでひらがなが読めるようになった。
一方で、文字の書きは現在まで一貫して苦手だ。
読みはそれほど苦手ではない。
とにかく書字が苦手なのだ。
長男、小学校入学から小学校卒業を控えた現在までそんな状態が続いている、
長男、今でも書字はまだまだ苦手だ。
でも、社会に出るまでにそれなりに書けるようになればいいと気楽に構えている。
仕事や趣味を通じて自分の思いを文章で表現することの楽しさを長男が知ったとき、文章を書く世界も広がってくるはずだ。