松浦亜弥

だいぶ前から、ネット上では松浦亜弥を再評価する声が出ている。

松浦亜弥がデビューした頃、私はすでに社会人だった。

当時社会人の私が、当時中学生だった松浦亜弥にハマった。

ハマったとはいえ、コンサートに行くまでの熱狂的なファンではなかった。

でも、すでに社会人のわたしは松浦亜弥のDVDを購入して聴いた。

当時のプロモーション・ビデオに出てくる松浦亜弥の可愛いこと・可愛いこと。

可愛いだけではない。

松浦亜弥の魅力はなんといっても、デビュー当時13歳とは思えない驚異的な歌唱力だ。

こんなに表現力豊かに歌える13歳って他にいないよなあ…と当時思った。

驚異的な表現力だからこそ、松浦亜弥にはつんく♂単独のプロデュースではなく、いろいろな作家が作った曲を唄ってほしかった。

個性的な作家に提供された曲を松浦亜弥に歌ってほしかった。松田聖子や中森明菜、工藤静香がそうであったように。

願わくば、デビュー曲から数曲経った時点で路線を変更してほしかった。

もちろん、つんく♂が作る曲が悪いと言っているのではない。

少なくとも、松浦亜弥のデビューからの数曲はすごく質が高い。

でも、松本隆・ユーミン・大瀧詠一・細野晴臣・尾崎亜美・佐野元春といった豪華な作家から曲を提供してもらった松田聖子のように、当時の個性的な作家と松浦亜弥とのコラボが聴きたかった。

当時、松浦亜弥に自作の曲を提供したいと思っていた作家は少なくなかったはずだ。

そう思うと、松田聖子という歌手が相当、作家に恵まれていたことがよく分かる。

対照的に、松浦亜弥の場合、デビューから早い時点で多彩な作家から曲を提供してもらうことは叶わなかった。

そのことを松浦亜弥本人はどう思っているのだろうか。

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