以前から感じていたこと。
「子どもの発達障害は生まれつきで、育て方が原因ではない」
と聞いてホッとする親とガックリする親の2パターンに分かれるのだ。
ホッとする親のほうが圧倒的に多いのかもしれない。
でもわたしは後者のほうだ。
「発達障害は育て方が原因ではない」と聞いて
発達障害の原因が育て方ではないと聞いてホッとする親は、
「発達障害は育て方が原因ではない=自分の育て方が悪かったのではない」
と判ってホッとする。
一方で、発達障害の原因が育て方ではないと聞いてガックリする親は、
「発達障害は生まれつき=育て方を工夫してもこどもは変わらない」
と判ってガックリする。
仮に育て方が原因ならば、育て方を変えればこどもが変わる余地がある。
けれども「発達障害は生まれつき。治りません。」と言われてしまうと、育て方をどう工夫してもこどもは変わらない、なんだか、希望が感じられない。
もちろん「発達障害が生まれつき」なのは百も承知だ。
長男には別人に生まれ変わってほしいとは思わないけれど、長男本人が苦痛に思っていること(漢字を覚えるのが苦手とか)はなんとかしてあげたいと思っていた。
そんなふうに思いつつも、今の長男は漢字を覚えられるようになっているし、計算も速くなってきたし、高校受験にもやる気が出て来たから、今のままの変な長男でいいんじゃないか、なんて今は思っている。