我が家の塾選びのポイント

ゴールデンウイークも終わり、いよいよ授業が本格的に再開する時期だ。

新学期を迎え、慌ただしく毎日が過ぎていくなかで「気が付いたら夏休みになっていた」ことも。

やっぱり早めに塾に行かせたほうがよかったかもと夏休み近くになって思う保護者も多いだろう。

わたしが学生だった頃と比べて塾業界は様相がかなり変わっているみたいだ。

塾の先生との相性が悪いこともあるから、塾選びを慎重に行わなければならない。

そこで今回は我が家の長男の塾選びの際に気をつけた点について書く。

 

塾選びポイント1:塾長が自分で教えている塾

最近は大手チェーンの塾が盛んだ。

大手チェーンの塾の場合、塾長の仕事は、人事の管理・保護者対応(営業も含む)が主で、塾長自身は生徒を教えていない場合が多い

講師の人件費に加えて、生徒を教えない塾長の人件費がお月謝(授業料)に加算されている

「塾長が生徒を教えない」塾なんて、昔じゃ考えられない。

私が子どもの頃の塾の塾長っていうのはもっと人間味があった。けれども最近はどうやら塾もシステム化しているようだ。

我が家の塾選びでは塾長の「人となり」を見ている。

 

塾選びポイント2:講師は学生バイトがメインでないこと

大手チェーンの塾、特に大手の個別指導塾では講師は学生バイトがメインであることが多い。

自分が学生だった頃にした塾講師や家庭教師のアルバイトを思い出せば、学生バイトに多くを期待はできまい。もちろん、教えるのがすごく上手い学生というのも一定数存在するとは思う。

数年前、塾講師のブラックバイトぶり特に個別指導塾でのブラックバイトが問題になった。

昔は大学生にとって「家庭教師」という割りの良いアルバイトの人気が高かった。

けれども、今は家庭教師の代わりに「個別指導塾」というのが登場し、大学生を安いバイト料で働かせて上前を塾がピンハネ(言葉は悪いが)しているらしい。

もちろん「上前をピンハネする」とっても、正確には、テキスト作成や保護者対応といった専門性が必要な部分は塾の専任講師が行うから、その部分の費用は塾がもらう、ということだ。

知り合いの大学生に聞くと塾の講師は時間に融通が利くから、時給が安くても個別指導の塾講師バイトはそれなりに人気があるらしい。

ただ、昔は時給2,000円以上で家庭教師ができたのに、今は個別指導塾のバイトで時給1,000円(今も保護者からは時給2,000円以上を授業料として徴収しているが、半分以上を塾がハネていることを考えると、今の学生は気の毒だ。

 

塾選びポイント3:テナントにお金をかけすぎていないこと

これは単純な話だ。

駅近・築浅のテナントを借りると賃料がどうしても高くなり、テナントの賃料がお月謝(授業料)に反映される。

大手チェーンの場合、駅近の便利なところに教室があることが多いので、テナントの賃料はかなり高いはずだ。

一方、個人経営の塾はテナントにお金をかけていない分、授業場を割安に設定できる。

 

塾選びポイント4:講師の指導歴が十分であること

経験が長い講師ほど、長い間、いろいろな生徒を見ている。

経験が長い講師が教えた生徒の中には手がかかる子どももいたはずだ。色々な経験を積んだ講師のほうが良い。

 

我が家の長男の場合

我が家の長男は塾選びのポイント1~4をすべて満たしている個人塾に通っている。

幸いなことに、長男と講師との相性が良く、長男は塾に楽しく通っている。

やっぱり「講師との相性」は一番大事だ。

長男が通う個人塾は昭和の時代の感覚をお持ちの人間味あふれる塾長である。

最近はこういう人間味あふれる個人塾は本当に少なくなってしまった。でも少子化時代だからこそ、こういう個人塾を求める親は今、多いと思う。

 

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