長男の高校受験を振り返って大切だと思ったこと。
それは「戦略的に過去問を解く」ことの大切さだ。
思い返せば、私自身は高校受験は独学だったので、当時はただ漫然と過去問を解いていた。
それでもなんとか合格したけれど、今思い返すと、狙いを定めて勉強するほうが合格は近くなる。
塾講師等の大人からのアドバイスがなければ、中学生がひとりで「戦略的に過去問を解く」ことはなかなか思いつかないものだ。
同じ系統の問題をいっぺんにまとめて解く
「戦略的に過去問を解く」といっても、そんなにたいしたことじゃない。
過去問を解く際「同じ系統の問題をいっぺんにまとめて解く」。
ただそれだけだ。
なにかひとつ「これだけはしたほうがいい」と聞かれたら、「同じ系統の問題をいっぺんにまとめて解く」と答えるだろう。
「同じ系統の問題をいっぺんにまとめて解く」ことで、どの程度のレベルの問題が出題されるのか・出題のパターンが浮き上がってくるのだ。
都立高校入試を例にとると
国語
「論説文だけ」過去7年間まとめて解く、次に「物語文だけ」過去7年間まとめて解く、次に「古典の対話文だけ」過去7年間まとめて解く。
英語
「大問2(会話文1)だけ」過去7年間まとめて解く、次に「大問3(会話文2)だけ」過去7年間まとめて解く、次に「大問4(長文読解)だけ」過去7年間まとめて解く。
数学
大問については、平面図形・一次関数・二次関数・立体図形…と分野分けして、同じ分野の問題を過去7年間まとめて解く。
つまり合同の問題だけ・二次関数の問題だけ・…というふうに、別々に取り出してまとめて解く。
大問1の基本的な計算問題についても、「式の計算だけ」・「一次方程式だけ」・「二次方程式だけ」・「円周角だけ」それぞれ取り出して過去7年間まとめて解く(教科書の基本問題しか出題されないことがわかるはず)。
ていう感じ。
実際やってみると「都立高校の入試問題の出題形式がいかにワンパターンなのか」がよくわかる。
国語・英語の出題に至っては、設問の問いかけ方まで毎年ほぼ同じ・ワンパターンだし、数学は過去に似たような問題が必ず出題されていることがわかる。
おそれることはない
これからは過去問を集中して解く時期に入る。
実際に自分でやってみて体感してほしい。
全然大したことはない。
おそれることはない。