内申を上げようとしても限界がある

中3生の
「都立に入れるよう内申点が取れるようにがんばる」
みたいなネット上の書き込みを見ると、健気でせつなくなる。

東京都の場合、
現状、都立高校では平均、約3人に1人は不合格になる。
人気校に限れば、約2人に1人は不合格になる。

内申点で縛って学習指導・生活指導をやりやすくしたい行政の思惑と、
都立高校の不合格者を落穂拾いして生徒を確保したい私立高校側の思惑が一致した結果だろう。

確かに、内申点で縛り付けることで、だらしない長男でも、

「提出物をきちんと出す」
「定期試験・小テストの勉強をする」
「提出物の期限を守る」

ようになった。

「もうこれで十分だ」と親から見て思う。

期限を守れるようになれば、
どんな仕事をするにせよ最低ラインは満たしている。

長男みたいにだらしないタイプの場合、内申点を上げようと思っても限界がある。

長男のようなタイプの場合、
教科書ワークを2色で塗り分けたり、蛍光ペンでカラフルに色を塗ったりして加点を狙う時間があるならば、
文章作成能力を上げるとか、
計算問題を繰り返してケアレスミスを無くすとか、
リスニング能力を上げるとか、
本質的なことをしたほうがいいと思っている。

そのほうが将来、役立つから。

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