最近は就職試験で「不適性検査」というものを使う企業があるらしい(“不適性な人”を密かに排除する社会の到来)。
この「不適性検査」を導入しているのは主に中小企業で、
安価で導入できるのが魅力のひとつだそうだ。
不適性検査は、
試験を受ける人が発達障害・精神疾患・性格に偏りがあるかどうかを
見抜くために使用されている。
「仕事のミスが多い」
「欠勤が多い」
「仕事のペースにむらがある」
といった人材を就職試験で振り落とすために不適性検査を行うらしい。
実際にこの不適性検査を受けて不合格になったという人の話もネット上で散見される。
こういう検査を導入する企業は、
いままでこういう「困った人材」への対応に苦慮してきたに違いない。
その結果、
「合理的配慮などお金と時間の無駄」
「合理的配慮をするくらいならば、あらかじめ困った人材を就職試験で排除したほうが安上がり」
と考える企業が出てもおかしくない。
お金に余裕のない中小企業がそう考えるのも無理はない。
それだけ日本企業に余裕がなくなっているのかもしれない。
就活など考えないほうがいいのかも
こういう検査が流行り出していることを考えると、
長男のように不注意でケアレスミスが多い人間は、
はじめから「就職」なんて考えないほうがよいのだろう。
就職試験でこういった検査で排除されるのならば、
長男は何か興味がある分野で手に職をつけ、
職人として生きていくほうが良いと思っている。