今年4月から小中学校の教科書が新しく変わった。
学習指導要領が改訂されたためだ。
新しい教科書には、
QRコード®がついていることに気づいている人も多いだろう。
教科書にQRコード®がつくなんて、
親の世代からするとビックリ!である。
英語教科書とリスニング練習
新しい英語教科書では、
QRコード®から音声データや動画にアクセスできる。
今回の新しい英語教科書の導入で、
生徒が自分で教科書のQRコードから音声データにアクセスし、
無料でリスニングの練習ができるようになったのは大きな前進だと思う。
なにせ、今まで教科書のリスニング練習を自宅でするには、
副教材としてCDを自分で購入しなければならなかった。
副教材のCDは数千円するので、
自分で副教材CDを購入するのをためらうご家庭もあっただろう。
それが、
今回の新しい英語教科書の導入で、
生徒本人のやる気さえあれば、
リスニングの練習が自宅で無料できる環境が整ったのは本当に良いことだ。
英文法軽視の危うさ
その反面、リスニングやスピーキングの勉強に追われ、
文法がますます軽視されていると感じる。
リスニングやスピーキングに追われる結果、
文法の大切さがどこかに追いやられてしまっているのだ。
新しい英語教科書は以前に比べて、
リスニング・スピーキングにますます比重が置かれている。
さらに…長男が通う中学で使う副教材を見て仰天した。
副教材には、
文法を意識せずに英文を書かせる問題ばかりが掲載されている。
あまりにも文法が軽視されている。
この副教材をやっても文法はまったく身につかないし、
結果として、英文を読んだり書いたりできるようにならないと思った。
担当英語教師の意識
担当英語教師が文法の大切さを分かっているならば、
文法を強化する副教材を選んでくれるだろう。
けれども、
担当教師が文法の重要性を理解していなければ、
保護者側でそれを補完しなければならない。
いずれにせよ、
長男が学校から持ち帰ってきた副教材だけでは英文の読み書きができるようにならないと思った。
当面は自宅で文法重視の参考書を長男にやってもらい、
近いうちに塾で文法をしっかり叩き込んでもらうことに決めた。