長男が小学校を卒業してから1年以上が過ぎた。
小学校卒業といえば卒業文集だ。
卒業文集にはこどもひとりひとりの作文を載せる学校が多い。
卒業文集で後悔していること:担任の先生が書いた作文
楽しい小学校生活を送ることができた点で、
小学校の先生方には本当に感謝している。
けれど…長男の卒業文集にはやり切れない思い出がある。
なぜなら、
長男の卒業文集は長男ではなく、
担任の先生が書いたものだからだ。
長男が自分で作文が書けないからとのことで、
代わりに担任の先生が書いた。
その頃、長男の個人面談で、
担任の先生が書きあげた卒業文集用の作文を担任の先生から見せられた。
本当は、長男自身が書いた作文を卒業文集に乗せてあげたかった。
けれども、
担任の先生から見せられた作文はすでに完成されていたので、
せっかく担任の先生に書いて頂いた手前、断れなかった。
担任の先生が卒業文集を書きあげる前に、
長男が卒業文集が書けないと言っているとこちらに一言伝えてほしかった。
そうしたら、
自宅に持ち帰って家で長男と一緒に案を練って作文を書いたのに…と思う。
少しの手助けがあれば長男は作文を書けるからだ。
結局、担任が下書きしてくれた作文を、
長男が上からボールペンでなぞったものが、
長男の作文として卒業文集に掲載された。
長男は、担任の先生が卒業文集用の作文を書いてくれて助かったと思う反面、
心の片隅ではやっぱり自分で書いてみたかったという思いがあるだろう。
素晴らしい作文、そりゃそうだけど
先日、長男の同級生のお母さんから、
卒業文集の長男の作文を読んでとても感動したと言われてしまった。
そりゃそうだ、先生が書いたものなんだから。
それを聞いて、
卒業文集に載る作文というのは一生残るものだから、
時間がかかってもいいから長男に作文を書いてもらえばよかったと後悔した。
中学校の卒業文集では同じ思いをしたくない。
中学校の卒業文集を作る頃には長男は作文を書けるようになっていると思う。
中学校の卒業文集には長男自身が書いた作文を載せてあげたい。