先日、長男が塾に行きたいと言い出したので、
先日、塾の見学に行ってきた。
少なくともここ10年ほどは、
大手チェーンの個別指導塾が大流行りだ。
どこの駅前にも、
キレイな看板を掲げた大手チェーンの個別指導塾が、
いくつも乱立している。
私自身は塾業界で働いた経験が一度もない。
だから塾というものがどんなものなのか良く知らない。
そういえば、私が中学生の頃は、塾といえば個人経営の塾がほとんどで、
大手予備校が経営する、難関校向けの塾が一部あるのみだった。
大手チェーンの個別指導塾について私が抱いているイメージ
私がいろいろな人から話を聞いて、
勝手に抱いている大手チェーン個別指導塾のイメージといえば、
・講師は学生アルバイトが中心
・室長という立場の人が塾を管理している
・室長はもちろん実質的な経営者ではなく、雇われ店長である
・本部から営業ノルマが室長に課されるため、室長は営業ノルマを達成するため受講の勧誘をしなければならない
といった感じである。
私は塾業界で働いたことがないので、
実際にどうなのかはわからない。
ただ、いろいろな人からの話を聞くと、
大手チェーンの個別指導塾には魅力を感じないので、
こどもを通わせるために探す塾は自ずと個人経営の塾になってしまう。
個人経営の塾
色々と塾を探していて、
大手チェーンの塾が流行っている今でも、
個人経営・地元密着の小さな塾というのは、
まだまだ頑張って経営していることがわかった。
長男が以前通っていた塾も今回見学した塾もそうなのだけれど、
個人経営の塾というのは、
数十年前私が中高生の頃の塾と雰囲気がほとんど変わらない。
個人経営の塾の多くは
・外観がボロい(数十年前のまんま)
・月謝はお月謝袋に入れて手渡し
・オンライン化がほとんど進んでいない
・商売っ気があまりない(営業担当の室長がいない)
といった感じだ。
個人経営の塾の多くは、
まるで数十年前から時間が止まっているかのようだ。
私自身はこういった個人経営の塾は懐かしい感じがして嫌いではない。
また長男のように若い世代の人にはこういったレトロな雰囲気は新鮮に映るらしく、
個人経営の塾の雰囲気は長男にも好評である。
かなり大切なこと
それに、とても大切なことだが、
こういった個人経営の塾では講師が長年働いていることが多い。
塾がピンハネせずに講師にきちんと報酬を払っているのだと思う。
そんなに商売っ気がなくて大丈夫なのだろうか?と心配になるくらいだが、
長年それでちゃんと塾を運営できるようだ。
数十年前から塾をずっと経営している人は、
最近の塾経営者と違ってヤマッ気がない人が多いような気がする
(もちろん、個人塾から大手塾へと事業を拡大させたような経営者は除く)。
受験シーズンが終わったこの時期になると、
大手チェーンの塾の新聞折込広告が大量に入ってくるが、
そういう商売っ気を感じるところには子どもを通わせる気にはどうしてもなれない。