今年も長男(中3)の夏休みの宿題が出た。
今年は受験学年なので、例年に比べれば宿題の量はやや少なめ。
とはいえ、受験学年に関わらず、これはどうなの?と思うような宿題が出された。
そのひとつが「国語の読解問題の宿題」だ。
夏休みの宿題:国語
国語の宿題は、入試用の読解問題なのだが、記述問題中心の難しい問題ばかり、大量に宿題が出された。
国語の読解問題の宿題は、実際にどこかの高校で出題された過去問ではなく、教科書ワークの会社が記述問題用に作ったものだ。
我が家は長男と一緒に頑張って記述問題を解いた。
でも、こんな難解な国語の記述問題を宿題として出しても、公立中学のおおよそ下から半分の生徒はひとりで解けないはず。
いや、おそらく…公立小の上半分が中学受験で抜けた公立中学では、難解な国語の記述問題を出題しても上位3割の生徒しか解けないだろう。
結果、およそ過半数の生徒は解答を丸写しする作業に追われるに違いない。
中3の夏休みに「解答を写す」作業を課すような宿題を出しちゃダメだと思う。
こんな宿題を中3の夏休みに出すよりも、中学受験で実際に出題された良質な国語の問題を宿題に出したほうが数段マシだ。
記述問題は学力上位層にはちょうど良い練習になるだろうが、学力が二極化している昨今、国語の難解な記述宿題を全員一律に課すのは厳しすぎる。
夏休みの宿題:英語
英語の宿題は、入試に向けた読解問題が大量に課された。
英語の宿題で出された読解問題は、国語に比べるとかなり易しい。
長男がやるのにちょうどいいレベルだ。
けれども、英語の簡単な長文読解の問題など、学力上位層には易しすぎると思う。
公立中学では学力が二極化している。
公立中学で大量の宿題を全員一律に課すのはもう止めたほうがいいと思う。