我が家の長男は今年(2023年)都立高校を受験した。
来年(2024年)の入試からは男女別募集が完全に撤廃される。
今年(2023年)は、募集定員の2割が男女合同枠での募集だった。
<2023年の都立高校の男女別合格者数>
・自校問題作成校の合格者の男女比率は募集時と大きく変わらない
・共通問題出題校の上位校(三田・竹早・文京・駒場・豊多摩・井草・北園など)は女子の比率が高い
という結果だ。
男女別募集が撤廃された場合、入学試験の得点が同等でも内申が高い女子は総合得点が高くなるため、合格には有利だ。
実際、2023年の都立高校の入試共通問題出題校の上位校のうち三田・豊多摩・井草などは男女比が約2:3である。つまり、これらの高校では男女合同募集枠で合格したのはほとんどが女子だった、ということだ。
ちなみに、東京都教育委員会のサイトからは2023年入試の各都立高校の実質倍率のページが削除されている。ゆえに業者が公開するデータを参照している。
2023年都立高校入試で合格者の男女比に大きな偏りが生じている高校が出ていることを東京都教育委員会が知られたくないから削除したのかな?と勘繰ってしまう。
高校受験するかどうか見守る
今後、都立高校入試でリスクを回避するために、男子は女子よりも一ランク下の高校を受験することになるのだろうか。
我が家の次男は小学校低学年なので入試はかなり先だ。
ただ、今後、都立高校入試で男女別募集が撤廃された結果、男子は「内申点」が足かせになって志望校の選択が狭まるならば、高校受験を回避しようかと思っている。
次男は高校受験するかどうか、入試の動向を見守るつもりだ。
次男は上から押し付けられて勉強するのを嫌がる性格だから、内申点に縛られる公立中学に激しい拒否反応を示す気もする。
高校受験するメリット・デメリットについて次男本人とよく話し合ったうえで、高校受験するかどうか次男本人に決めてもらうつもりだ。