長男は、英単語を覚えるのが苦手だ。
けれども、
英単語をなかなか覚えられないからといって、
最初から英単語を何度も書かせて覚えるのは本人にとって苦痛だ。
どうしようか試行錯誤して、
ようやく今の方法に行きついた。
長男は公立中学に通っているので、
基本的に教科書の内容をベースにした英語学習をしている。
いわば、定期テストで確実に点を取ることを目標にした勉強方法である。
最後のステップができれば、
定期テスト対策というよりも、
実際の英語運営能力もきちんと身につくはずだ。
今回のテーマは「できるだけ苦痛を伴わない英語学習」である。
ステップ1:英語教科書の本文をかけ流す(CD)
公立中学であれば検定教科書を使っているだろう。
英語の検定教科書には付属のCDが販売されているので、
我が家はそのCDを購入した。
英語教科書の本文を毎日かけ流す。
できれば毎日15分、時間が取れれば30分。
この段階では無理に聴こうとしなくてもいい。
英文が音で耳に入る。
ただ、長男をみていると、
教科書の音読をしないと(下記ステップ2)、
英文は脳にきちんと残らない。
ステップ2:英語教科書の本文を音読→和訳する
音読がすらすらと出来るようになるまでは、
音読だけで良い。
まずは英文を音読すること。
音読がきちんとできるようになったら、次に、教科書の英文を和訳する。
ステップ3:英語の教科書ワークをやる
ステップ1&2で教科書の英文が頭に入ってから、教科書ワークをやる。
そうすると、
教科書の英文のフレーズがすでに頭に入っているので、
教科書ワークをやる際の長男の負担感が少ない。
ステップ4:英語教科書の主要英文を英訳する(+問題集を活用)
つぎに、
英語教科書に出てくる重要な英文を和訳した文(日本文)を英訳する練習をする。
ステップ5:英文教科書にある英単語を覚える
ステップ4と並行してステップ5(英単語を覚える練習)を行う。
英単語を覚えるのが苦手な長男は、
ステップ1~4で英文が頭に入ってからのほうが、個々の英単語を覚えるほうがすんなり頭に入る。
つまり、
ここまで行きつくまでに長男は英文(英単語)を何度も目にしているので、
この段階になってから英単語を覚える練習をしたほうが脳に残りやすい。
英文を習う前に、
英単語だけを取り出して覚える指導をする塾や学校が結構あるはず。
けれども、英単語は英文丸ごと覚えたほうがよいと私は思う。
教科書にある重要な英文が口から出てくるようになると良い。
もちろん、物の名前などの英単語は、英単語だけを取り出して覚えてもよい。
でも、英文の難易度が高くなるほど、その英単語がどんな場面で使われるのか・類似語との微妙なニュアンスの違いなどを理解する必要がある。
英単語を英文丸ごと覚えたほうが、どういう場面でその英単語が使われるのかを理解できるから有用だと思う。
ステップ6:英語教科書のCDを聞き、英文を書きとる練習をする
このステップ6は難易度が高いので、英語が得意なお子さんには勧めるけれど、
英語が苦手なお子さんは省いてよい。
ただ、ステップ6が難なくこなせるようになれば、学校の定期テストのリスニングで困ることはない。
長男、英語の基本文は聴いて書きとることができるけれど、英語教科書の本文すべてを聴き取って書き取るのは難しいのでやっていない。
まとめ
中学校で入学してからずっと、長男はこの方法で英語を勉強してきた。
いまのところ、英語は長男の得意科目だ。
というよりも、英語は一番マシな科目、と言ったほうが正しいかもしれないが。