最近、長男が中学を卒業した後の進路について、ぼんやり考えている。
現時点では長男がどういった職に就くのか、皆目見当がつかない。
ただ親としては、中学卒業後の進路は長男本人が決めてほしい。
もちろん、それ以降の進路についても同様に、自分の進路は長男本人が決めてほしい。
実際の年齢よりも幼い長男のことだから、中学卒業時点ではどういう仕事をしたいか決まっていないだろう。
そうなると、長男が実際にどういう職業に就くかを決めるのは、高校卒業時点か大学卒業時点になるだろう。
中学卒業時点で将来の職業選択の幅を狭めないためには、とりあえず普通科に進んでおくのが無難だと一般的にはそういわれている。
ここ数年、東京都の公立中学の支援級から支援学校に進学する生徒の割合が減っていて、代わりに、通信制高校や私立高校に進学する生徒が増えている(中学卒業後の進学先を考える)。
その理由はやっぱり、将来の職業選択の幅を狭めたくないという生徒本人・保護者の意向が反映されているからだろう。
支援学校を卒業した場合、福祉就労枠での就職がほぼ方向づけられるからだ。
70歳まで働く時代だからこそ
最近は70歳まで働く時代だ。
長男はもしかしたら30歳くらいまで職業が定まらないかもしれない。でも70歳まで働くならば、30歳からでも残り40年もある。
20歳そこそこで就業して50年間働くとなると、1つの仕事を50年間ずっと続けるとは思えない。
果たして、福祉就労という制度を利用し続けて50年間乗り切れるのだろうか?と思う。
たとえ苦手なことがあっても、得意な分野を伸ばして職業に繋げてほしいと思う保護者は私だけではないだろう。
もし可能ならば、長男は福祉就労という制度に依存せずに好きな仕事・得意な仕事を見つけてほしいと思う。
ただ年齢を重ねていくうちに、福祉就労という形でないと職に就くのが難しくなる可能性もある。
そういうときこそ福祉就労という制度を利用すべきタイミングなのだろう。