2019年のレコード大賞は、Foorinの『パプリカ』が受賞した。
今年は幼稚園・保育園・小学校・児童館…至る所で『パプリカ』を歌い踊る子どもたちの姿が見られた。
こんなにも子どもたちを魅了した曲は近年なかったと思う。
子どもたちが熱狂して歌い踊るなんて、ピンクレディーの一連のヒット曲以来だ。
ピンクレディーが大流行したのは、もう40年以上も前である。
我が家の次男はNHKの『パプリカ』のプロモーションビデオを見て、いっしょに歌い踊っていた。
今でも次男といっしょに電動自転車に乗るときには『パプリカ』をよく歌っている。
今年の夏、プールで次男が『パプリカ』を歌っていたら、小学校高学年くらいの女の子が近づいてきて、次男といっしょに『パプリカ』を歌ってくれた。
子どもたちを惹きつける何かが『パプリカ』にはあるのだ。
子どもたちをこんなにも熱狂させる曲なんて、そう簡単に何度も作れるものではない。
たいていの作詞・作曲家は一生に一度すら作れやしない。
そう思うと、米津玄師は次にどんな曲を作るのだろうか、と少々心配だ。