こんな記事を見つけた。
文字が書けないこどもたちが増えている。
確かにそうだろう。
学校関係の人はみんなそう思っているんじゃないかな。
文字を書くのが面倒くさい
今の子どもは文字を書きたがらない・判別不能な名前を書く・驚くほど漢字を書けない…などなど。学校関係の友人からはそういう話を本当によく聞く。
いや「文字が書けない」というより「文字を書くのが億劫で書きたがらない/乱雑な文字を書く」こどもたちが増えているというほうが適切だろう。
もちろん、我が家の長男のように書字障害(今はだいぶ改善された)の子どもが増えているのもあるだろう。
ただ、それよりも「文字は書けるけれど、文字を書くこと自体が面倒くさい」と訴えるこどもがかなり増えているのだ。漢字を書けるようになってきた今の長男はむしろ、こっちに該当する。
こどもたちは学校からタブレット端末を渡されていて、タブレット端末で資料を作ることもあるから、その分、こどもたちが文字を書く機会が減っているのは確かだ。
タブレット端末を配布すればその分、文字を書く機会が減るってことを、文部科学省のお役人さんたちは分かっていただろうに。
ただ、タブレット端末だけが悪いわけじゃない。
タブレット端末よりもスマホの普及のほうが影響が大きいだろうし。
今のこどもは直筆の手紙を書く機会は少ないしね。
今の小学生が大学生になる頃には、文字を書くのを億劫がる学生はもっと増えるだろう。
小学校低学年のこどもにタブレット端末は要らない
小学生低学年の子どもにタブレット端末なんて要らないのになあ。
小学校1年生にタブレット端末の使い方を教えるのに結構な時間をとっている。その分、字を書く練習の時間は失われる。
確かに、長男のような「書くのが苦手な子」にはタブレット端末があると助かる。その反面、タブレット端末は、問題なく書ける子から「書く」機会を奪っているのも確かだ。
タブレット端末の配布は、小学校高学年または中学生からでいいと思う。
中学生にもなればタブレット端末なんてすぐに使いこなせるようになるんだから、小学校高学年か中学生になってからタブレット端末の使い方を教えるほうが効率が良い。