小中学校より高校のほうがゆとりがある件

今はちょうど2学期の期末考査の時期である。

そういえば私が高校生の頃は、定期考査が終わると1週間ほどの試験休みがあった。

今思えば、高校生の試験休みは貴重だった。

試験休みがあったからこそ、通常の冬休みや春休み、夏休みより前で観光地がそれほど混雑していない時期に旅行できるという「お得感」があった。

高校生の頃、試験休みに同じクラスの女子が集まって旅行に出かけたことは良い思い出だ。

今でも、大学付属校などの私立高校では定期試験後に試験休みがあるところが多い。

 

ところが、長男が通う都立高校では、定期考査後に試験休みはなく、代わりに定期考査後は短縮授業(午前授業)になる。

昔から公立高校には定期考査後の試験休みがないという地域もあるらしい。

そういえば、高校では試験休みがなかった地方出身者から「高校生に試験休みがあるなんて、けしからん!」と言われたことがあったな。

 

定期考査後に短縮授業になる高校とは対照的に、今の公立小中学校はギチギチのスケジュールである。

次男が通う公立小学校では終業式の前日まで給食がある。

そして長男が通った公立中学では、定期考査の日も給食があった。

私が中学生・高校生の頃は、定期考査の日は「給食(弁当)なし」だったのに。長男が通う都立高校では今も、定期考査の日は「弁当なし」だ。

今は共働き家庭が増えたから、できるだけ長く給食を出してほしい保護者が多いだろう。

 

正直言って、高校生の長男のほうが小学校低学年の次男よりも学校生活にゆとりがあるのだ。

12月の定期考査後は、高校生の長男のほうが小1の次男よりも先に帰ってくる日が多い。

「高校生のほうが早く帰れるなんて、ずるい!」と小1次男は文句を言っている。

小中学生の学校生活が詰め込みスケジュールでゆとりがなくなっていることが、あまり話題にのぼらないことがとても残念だ。

小学生・中学生には時間的なゆとりがもっとあったほうがいい。

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