長男(中3)は、中学入学早々にコロナ禍に巻き込まれた学年である。
コロナ禍のなかで学習指導要領が改訂され、
入学早々2か月間休校になったにも関わらず英語の授業は急ピッチで進み、
中学で学習する英語の単語数は格段に増えた。
これまでの学習指導要領では、目標とする英単語数は中学校で1200語だったが、
新しい学習指導要領では小学校で600語~700語、中学校で1600語~1800語を目標とする。
2021年4月から中学英語が激ムズに!教科書改訂で英単語数2500語と2倍、英語嫌いも倍増?
新しい学習指導要領で小学校で英語が必修化されると、
中学校で目標とする単語は小学校で習う600~700語と中学校で習う1600~1800語と合わせて2200~2500語となり、以前の約2倍になったのだ。
そんななかで中3生は高校入試を迎える。
急ピッチで進む授業と格段に増えた単語数が相まって、
とにかく英語学習の負担は以前よりも大きくなった。
4技能といって「読む」「書く」だけでなく、
「聞く」「話す」を求められるので英語学習の負担は大きい。
4技能は英語の習得には効果的だと思う。
けれども、中学生の場合、放っておくと、
膨大な量の英語学習に時間をとられ、
国語の学習がおろそかになってしまう。
日本で暮らしていれば自ずと日本語を話して生活するのに、
国語(日本語)の学習がおそろかになるのはおかしなことだ。
世の中英語!英語!だ。
こどもたちはいったい、いつ国語をきちんと勉強する時間があるのだろう。