勉強が苦手な子どもの多くは、
算数の文章題が苦手だ。
わが家の長男もそうだった。
とにかく算数の文章題が苦手
長男はとにかく算数の文章題が苦手だった。
長男が小学校低学年の頃は
「太郎さんのクラスには男子が15人、女子が10人います。
太郎さんのクラスの生徒は全部で何人ですか。」
というような「簡単な足し算」の文章題を長男は理解できなかった。
長男は、文章で言っている意味がまったく分からなかったのだと思う。
今では数学の文章題を解けるように
そんな長男でも、
今では数学の文章題が難なく解けるようになった。
小学生レベルの文章題はもちろん、
年齢相応(中2)の連立方程式の文章題も
きちんと解けるようになった。
算数の文章題が苦手なこどもの話はよく聞く。
けれども「いつ文章題を解けるようになったか」についてはあまり話題にのぼらない。
だから、
文章題が苦手な子どもは一生、
算数・数学に苦労するのかと長い間気がかりだった。
でも長男は中2になり、
ようやく文章題を難なくこなすようになった。
ひと安心している。
長男が文章題を難なく解けるようになったのは、
国語力が上がったせいか、
数学的思考力が伸びたせいか、
よく分からない。
もしかしたら
「年齢とともに理解力が上がった」
ただそれだけかもしれない。
算数の文章題の力をつけるには
わが家の場合、長男が小5の頃から空いた時間を見つけて
「算数の文章題を作図して書く練習」
をした。
中学受験の子どもたちから発達障害の子どもたちまで
幅広く指導している学習支援塾の先生から
この方法をすすめられた。
作図=「算数の文章題の内容を図で表してみる」ことだ。
作図はいわゆる線分図のことだ。
線分図が難しければ、最初は簡単なイラストでもいいと思う。
練習するのは教科書レベルの問題なので、
本格的な線分図でなくてもいいと思う。
中学受験しないならば、なおさらおすすめ
わたしは中学受験未経験なので知らなかったが、
線分図は、中学受験の問題を解くのに有効らしい。
長男が中学受験をしていれば、
中学受験のための勉強で、
こういった文章題の作図の問題を練習したと思う。
けれど長男は中学受験をしなかったので、
かわりに、自宅でこの作図(文章題)の練習をしたのだ。
作図(文章題)の練習は毎日したかったけれど、
学校の宿題で忙しくて、
毎日はできなかった。
だから「空いた時間を利用してできるだけ」練習した。
最初は、
小学校1年生レベルの文章題(赤い花5本と白い花3本合わせて何本?)から始めて、
徐々に文章題のレベルを上げ、
高学年の学習範囲の文章題にも取り組んだ。
文章題が苦手なこどもの場合、
取り組むのは教科書レベルの文章題で十分だ。
作図(文章題)を続けた結果
長男、
最初は作図を嫌がっていたけれども、
作図を続けておかげか、
今では「文章題を解くときは作図したほうが分かりやすい」
と言うまでになった。
今では
小学校レベルの文章題については
作図せずに理解できるようになっている。
小5・小6の2年間、
作図(線分図)で文章題を解くことを少しずつ続けたことで、
今では中2(年齢相応)の学習範囲の文章題を難なく解けるようになった。
最初は、
「作図で文章題を理解できるようになるのか」
半信半疑だった。
けれども、
今では難なく文章題を解けるようになった。
今はこの方法を続けて良かったと思っている。