就学相談についての違和感

このブログで何度も取り上げてきているように、
長男は小学校就学前・中学校就学前に就学相談を受けなかった。

「就学相談を受けなければならない」と、
法律で決まっているわけではないのだ

そういえば、
保育園の先生も小学校の先生も、
就学相談については極まりが悪そうな、
奥歯にものが挟まった言い方をするのだ。

就学相談を受けることを保護者に強制することはできないからだ(障害者の権利に関する条約24条)

就学相談の強制は条約違反に該当する。

 

就学相談のお知らせ

長男が小学校に入学するにあたり、
各自治体が作成している「就学相談のお知らせ」をはじめて読んだとき、
ものすごく違和感を感じた。

「就学相談のお知らせ」には、
就学相談を強制する表現は一切ない。

代わりに、
就学相談を受けたほうが子どものために良いような文言が並んでいる

「就学相談を受けると、専門家が協議して就学先を決めてくれるから、こどもにとって一番良い選択ができる」かのように思えてくる。

けれども、
保護者の知らない場で専門家が協議して就学先を振り分けるのに違和感を感じた

 

就学相談説明会

ところで、
「就学相談説明会」なるものを開催している自治体も多い

就学相談説明会では、
就学相談の仕組みや就学までの流れを説明してくれるようだ。

「就学相談説明会」は幼稚園や療育機関でも開催されることもある。

実際、長男が通った自治体の療育機関でも「就学相談説明会」があった(興味がないから参加していない)。

次男が通う公立幼稚園でも「就学相談説明会」が開催される。

保護者が調べなければ「就学相談説明会」に参加して「就学相談を受ける」のが普通だと思うだろう

何も知らないと行政の都合が良いように誘導され、子どもが仕分けられるシステムになっているところが怖い

 

公立園のデメリット

長男が通った公立保育園では、
就学相談を受けないことについて遠回しに嫌味を言われた

就学相談を受けないことがまるで悪いことであるかのように言われた

次男が通っている公立幼稚園では要支援児がたくさん在籍しているから、
園内で就学相談説明会を開催することからして、
就学相談へと誘導するのだろう。

公立園や公立小中学校は「自分たちの思う流れに乗ってくれない保護者」を嫌う

公立園・学校はお役所だ。

前例がないことをすることをする保護者が嫌いなのだ。

私は園や学校とやり取りしていて、
「何を言われてもブレないようにする」と腹をくくった。

就学先を真剣に迷って就学相談を受けたい人もいるだろうから、
就学相談の存在自体を否定するつもりはない。

言葉でコミュニケーションが普通にとれて、
学力的にもついていける子どもならば、
就学相談など受けることなく保護者が「普通級を選ぶこと」と表明してよい
と思う。

就学相談を受けずにそのままにしていれば、
就学通知書が自動的に送られてくる(笑)

 

今の長男があるのは

長男は、
普通級に居る社会性・共感性に富んだ子どもたちに助けられてここまで来た。

おかげさまで長男は、
人とのやり取りが好き・井戸端会議が好きな子どもに成長した。

今は中学生である長男のコミュニケーション能力は、
普通級で共に学んだ子どもたちとのやり取りによって育まれた
ものだ。

 

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