長男が通った小学校は、
1年毎に担任が変わる仕組みだった。
今まで、20代の先生が長男の担任に就いたことが何度かあった。
最近の20代の先生を見て感じるのは、
最近の若い先生は本当に幼い。
若者が幼く感じるのは、
私が年をとったせいかもしれない。
最近の20代の先生はまだ教壇に立っていない。
子どもたちと一緒に机に座っている感じがする。
うちの長男に対するまなざしも、
陽キャ(先生)が陰キャ(うちの長男)を問い詰めているような感じさえする。
先生が教壇に立つ側になるまでには
ある程度時間がかかるようだ。
でも、若い先生が10年ほど経験を積んで30代半ばになると、
クラス全員の子どもたちを俯瞰して眺めることができるようになる。
ようやく「教壇に立っている」感じになる。
長男の担任だった中堅~ベテランの先生を見ていて思うのは、
10年くらい教員経験を積んで30代半ばを過ぎると、
子どもたちに向ける視線が先生らしくなってくる。
昔の先生
そういえば、昔の先生は新卒の頃から教壇側に立っていた。
私が小学校高学年のときの担任は当時20代半ばだったはずだ。
けれども、20代半ばでも最初から「先生」といった感じだった。
昔の先生は新卒でも大人だったのだ。
私たち子どもの側も、
担任の先生が子どもたちと同列だと感じたことは一度もなかった。
40年くらい前の映像を見ると、
大学生はすっかり大人だし、
高校生でも今の高校生よりもだいぶしっかりしているように見える。
それと同じことなのだろう。