長男が公立中学に通い始めて気づいたこと。
それは「副教材の費用が高すぎる」こと。
制服+学用品(体操着・上履き等)+副教材(合計)で、
優に10万円を超える。
保護者としてあたりまえに副教材費用を払うべきか、迷う。
長男が通う中学校の保護者会では、
副教材費用は当たり前のように引き落とされる旨の説明があった。
それに対して異を唱える保護者は誰もいない。
小うるさい保護者だと思われて内申に響くのが嫌なのか、
それとも、副教材費用の高さに気づいていないのか。
私学であれば副教材をたくさん使用しようが、
各学校の判断だろう。
けれども、公立の場合、
本来は授業料は無償が前提なのに、
制服や副教材という名目で年間10万円を超える費用がかかるのはどうかと思う。
就学援助という制度
公立小中学校の場合、
就学援助を受ける世帯には副教材の費用について補助がある。
我が家がある自治体では、
制服や副教材の費用を個人がいったん払ったのち、
自治体から後日、お金が振り込まれるようだ。
就学援助を受けられる世帯の所得制限は自治体によって違うらしい。
就学援助という制度自体に異を唱えるつもりはまったくない。
生活が困窮している家庭には金銭的補助はあってしかるべきだと思うから。
ただ、生活に困窮している家庭には副教材の費用が補助されるため、
副教材の費用の高さに苦しめられるのは、
我が家のように、就学援助がギリギリ受けられない世帯である。
副教材を減らそうという取り組み
話は変わるが、
副教材をできるだけ減らそうとする取組みをしている自治体の話を
以前テレビで見たことがある。
副教材の費用が高くなれば、
就学援助の費用が増え、自治体の財政を圧迫するからだ。
長男が通う中学校を見ている限りでは、
副教材の費用の増加が自治体の財政を圧迫するという危機感は
中学校側にはまったく感じられなかった。
けれども、
新型コロナウイルスの流行で生活が困窮する人が増えて就学援助を受ける世帯が増えれば、
就学援助の費用は増えるだろう。
副教材の費用の高さは近いうちに問題になると予測している。