アラン=ドロンの非嫡出子アリ

フランスの名優アラン=ドロンの周辺が慌ただしい。

アラン=ドロンは2024年現在89歳。2019年に脳卒中を患ってからはアラン=ドロンの健康状態が懸念されている。

 

アラン=ドロンには公式に3人の子どもがいる(長男・次男・長女)。

アラン=ドロンの同居人だった日本人女性を子どもたちが追い出す等、家庭内のゴタゴタ(お家騒動)が最近相次いで報道されている。

 

アラン=ドロンには3人のこどものほかに、アリ(Christian Aaron Boulogne)と呼ばれる非嫡出子が1人いるといわれている。

この非嫡出子の母親は、ドイツ人モデルだったニコ。

現在までアラン=ドロンはこの非嫡出子の認知を拒んできた、

 

アラン=ドロンの非嫡出子といわれているアリの生い立ちはあまりにも壮絶だ。

麻薬中毒者だった母親の影響で、幼い頃からドラッグ・アルコール・セックスにまみれた世界でアリは過ごしてきた。

幼きアリは、大人たちが使ったドラッグのかけらを口に入れることもあったそう。

 

母親ニコの養育能力の欠如により、アラン=ドロンの母親がアリを引き取って養子として育てた。

見ると、アリはアラン=ドロンに瓜二つだ。

 

幼きアリを見た瞬間、祖母は「孫に違いない」と確信したという。

ところが、母親が「自身の非嫡出子を勝手に養子にした」ということにアラン=ドロンが激怒して、訴訟を起こした。

アラン=ドロン一家は家族内で訴訟合戦を起こしているのである。

 

幼い頃からドラッグを摂取していたこともあり、アリも母親ニコと同じく麻薬中毒になった。

最終的に、アリは、ヘロインの過剰摂取が引き金となって亡くなった。

享年60歳という若さで。

 

このような事件を知るにつけ、幼い頃に身についた習慣は大人になってもなかなか変えることができないと実感する。

身に付いた習慣が、ヘロインのように中毒性の強い薬物の摂取ならば特にそうだ。

「なにか辛いことがあると薬物に頼る」という思考回路がいったん身につくと、なかなか抜けられない。

発達障害のこどもに対する投薬にも当てはまると思う。

身体的な依存はなくとも、心理的な依存は起きるからだ。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました