都立高校入試問題・英語の概要(2023年)

先日、都立高校入試問題・国語(共通問題)の感想を書いた。

国語の次は、英語である。

今回は、都立高校入試問題・英語(共通問題)の感想を書く。

 

都立高校入試問題・英語(共通問題)の特徴

出題がワンパターン

都立高校入試問題・英語(共通問題)はとにかく「設問がワンパターン」

国語と同様である。

英語も国語も、いったいいつまで、このワンパターンな設問が続くんだろうか。

英語も国語と同様、とにかく過去問を解くべし。

国語も英語も、過去問をひたすら解いているうちに「どういうことを聞かれるのか」・「どういう出題の仕方なのか」が浮かび上がる

まず過去問を「自分で解いてみること」が大切だ。

「過去問に慣れる」→「出題パターンを知る」

たったそれだけで、入試問題のクセはつかめる。

出題バターンを把握するために、英語も国語と同じで「大問1は大問1だけまとめて・大問2は大問2だけまとめて、複数年を一気に解く」ことがおすすめ。

 

ほとんどが選択肢(マークシート)問題

都立高校入試問題・英語(共通問題)は、リスニング1問(4点)・記述問題1問(12点)を除いて、すべて選択肢問題(マークシート)だ。

つまり100点中、84点はマークシート問題なのである。

しかも英語の入試問題は、ひっかけ問題がない「素直な設問」ばかりだ。

きちんと読んで確実に解けば確実に得点できる。

 

英文法・和文英訳・英文和訳は出題されない

都立高校入試問題・英語(共通問題)には英文法・和文英訳・英文和訳は出題されない。

この点が私立高校の入試問題と大きく違うところだ。

 

都立高校入試問題・英語(共通問題)の構成

大問1(20点):リスニング
大問2(24点):長文読解(対話文)
大問3(28点):長文読解(対話文)
大問4(28点):長文読解(長文)

 

大問1:リスニング(20点)

配点

・対話文3つ (1問4点×3問=12点)
・長文1つ(1問4点×2問=8点)

 

概要

都立高校入試問題・英語のリスニング問題は、対話文・長文ともに、英検3級の問題よりも長い。

英検3級の過去問→英検準2級の過去問を使ってリスニングの練習をするとよい。

 

大問2:長文読解・対話文(24点)

概要

学生と留学生との対話文を読み、表とグラフを参照して「イベントを選ぶ」ワンパターン問題。

過去問を解いて慣れるべし。

記述問題

記述問題は例年、留学生に返事(Eメール)を書くワンパターン問題。

3つの文で書く・話題&その話題を取り上げた理由を書く、という決まりも毎年同じだ。

 

大問3:長文読解・対話文(24点)

概要

例年、学生たちと留学生との対話文が出題。これもワンパターン問題。

 

大問4:長文読解・長文(28点)

概要

学生と留学生との交流についての長文。これも毎年同じ。ワンパターン問題。

英文の内容を時系列に並べる問題が1題出題される。

 

都立高校入試問題英語(共通問題)まとめ

英語は、日本語で出題される国語と違って「苦手」な人が多いと思う。

でも、都立高校の英語の入試問題は平易で解きやすい。

都立高校の英語の入試問題は毎年似たような設問パターンで作られているし、使われる英単語のほとんどは教科書に載っているからだ(公立高校の入試問題は中学の教科書の範囲内で作られる)

難関私立はもちろん中堅の私立高校の英語入試問題と比べても、都立高校入試問題・英語(共通問題)は易しい。

過去問を解く・教科書の範囲をきちんと学習するだけで、都立高校の英語の入試問題は7割とれるはず。

都立高校の英語を過度におそれる必要はない。

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